サイケデリック B級映画からのティモシー・リアリー

私の水星は魚座、忘却のニルヴァーナをたゆたう水星。記憶がまるで頼りにならないから、記録する習性ができたのかもしれない。しかし書いたことすら忘れてく。

自分の覚え用に書いといたレビューに、たまに「いいね」がついたと通知がくると、あぁこんなの見たっけ?と。昨日はFilmarksがこれを思い出させてくれた。

ジョニー・デップ主演『ラスベガスをやっつけろ』(テリー・ギリアム監督,1998年)

上の動画で顔面汗だくのジョニデはガンギマリ状態、人の顔がぐにゅぐにゅ歪んでいったりカーペットの模様がぐるぐる動き出したり、幻視に幻聴、極彩色の万華鏡・・・ドラッグ常習者が見てる世界を味わえます。しらふで見ても、まったくわけわからんですが。

時は1971年、60年代の夢から覚めたアメリカで、結局なんにも変えられなかった現実を突きつけられながらも酩酊から抜けられない人たち。映画中こんなナレーションが入ります

現代を生き抜く旅(トリップ)に
60年代のスピードはない
ティモシー・リアリーの教えには欠陥がある
彼は意識の拡大を説いて回ったが
彼を信じた人々を襲う現実を考えなかった
平和と理解をドラッグで買えると信じた哀れな信者たち
彼らの喪失と失敗は我々のものでもある

ティモシー・リアリー、ハーバード大学教授にしてサイケデリックの伝道者、LSDでの意識変容や治療の可能性をまじめに研究、提唱してた、今じゃ考えられないカルチャーの師ですが

当時はフォロワーがいっぱいだったんですねぇ。リアリーはジョンとヨーコの「平和を我等に」GIVE PEACE A CHANCE.にコーラスで参加してたりもして。

ハーバードでいっしょにやってた人には“be here now.”で有名なラム・ダス(リチャード・アルパート)も。

The Harvard Psychedelic Club: How Timothy Leary, Ram Dass, Huston Smith, and Andrew Weil Killed the Fifties and Ushered in a New Age for America (English Edition) Don Lattin (著)

ただ浮かんだことをつらつら並べて自分でも何が言いたいのかわからなくなりましたけれども、これも水星デトリメントかつフォールの仕業かしらんね

コメント