1回目「太陽」前編、2回目「太陽」後編、3回目「月」前編、4回目「月」後編と「水星」少し、5回目「水星」
今回は金星に入りました。
愛の星っていうけど、愛もいろいろですよね。
キリスト教式の結婚式で交わされる愛の誓い
幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います
なんてのからほど遠いのがアフロディテ/ウェヌス。古代ギリシャの4つの愛概念のうちならエロスですね(結婚はゼウスの正妻:ヘラ様の管轄)
そしてエロス(クピドー)はアフロディテの子ども。
エロスの金の矢が刺さったら好きになっちゃう、モラルに反してようが止められない。貞節なんか知らん。
絵を変えたウェイト=スミス版「恋人」カードでも、ルールを破る人―禁じられた実を食べてしまうアダムとイヴが描かれています。
イヴをそそのかしたのは蛇。でも目を開かせてくれた。自我に目覚めさせてくれた。この講座のテキストの著者たちも、蛇は”カバラ思想では救い主でもある”と書いています。
蛇といえば、カバラ・タロットではマジシャンにも描かれていて
マジシャンのカードは、生命の木のケテル―原初の単一性につながっています。占星術では、12サインを人間の成長段階とみるとき、最後の魚座は宇宙全体と一体化するところ。
こうつながってくるのかぁ。
そして魚座→魚→海、海はユング心理学で集合的無意識に例えられる、アフロディテは海で生まれた、だから金星は無意識層への道先案内人なのですな。
どんなふうに案内してくれるのか?
たとえば夢ですか。光り輝く女神がそのままの姿でやってきたら人間にはまぶしすぎる、だから人間に偽装した、夢に現れたという話もありました。無意識もそのまんまじゃキツいから、姿を変えて夢に現れてくる(として夢分析をしたのがフロイトやユング)
また金星は
であり、金星には牡牛座的な表れと天秤座的な面があるという話が展開しました。
まず牡牛座は土のサイン―物質、感覚、五感で味わう世界。美しいもの、おいしいもの、素敵な音楽などなど、人生を豊かにするこの世の楽しみ。恋愛と関係ない金星の一面です。
伝統的占星術の金星はこれですね。キラキラ光る姿からラグジュアリーな星とイメージしたという。
もうひとつの金星―天秤座的な人間関係の面―は次回をお楽しみに。
今回はいつにもましてタロットや生命の木が登場しました。占星術よりタロットに親しんでる方からは「関連づけて理解しやすかった」とお聞きしましたが、逆に、占星術だけ勉強されてる方がいらしたら「生命の木??」でしょうか。ご意見ご感想があればお寄せくださいませ。
4/16(金)またお待ちしてますね〜
次回4/16「金星」後編,4/30,5/14,5/28、以降未定(隔週金曜)。
夜7時30分〜9時(1回90分)
受講料1回¥4,500
講師:伊泉龍一先生
★テキストあります
★終わった回は録画配信できます。
- 1回目「太陽」前編
- 2回目「太陽」後編
- 3回目「月」前編
- 4回目「月」後編と「水星」イントロダクション
- 5回目「水星」
- 6回目「金星」前編
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