西洋手相術の本

西洋手相術の世界—『手』に宿された星々の言葉

金星環とか月丘という用語は聞いたことがあったのですが、これ、西洋占星術の惑星のことだったんですね。サブタイトル『「手」に宿された星々の言葉』ってそういうことかーと。

手相の本と言うと、特徴的な線がいっぱい載っていて、その線が自分にあるか、手のひらと見比べつつ、ページをめくっていく…みたいなイメージでした。ぴったり合う線があれば、簡単に意味がわかるけど、特徴的な線がなかったり、あいまいだったりする場合、「どうなの?」と。

この本では、細かい線をチェックするよりも、手全体からどう読んでいけばいいかが書かれています。線の意味の暗記じゃなく、惑星の意味からイメージするんですね。西洋占星術に親しんでいる方なら、より分かりやすいと思います。

伊泉先生の本だけに、歴史の記述も充実。

The Hand Reveals: A Complete Guide to Cheiromancy : The Western Tradition of Handreading

西洋手相術をもっと知りたくなったら、こちらの洋書もどうぞ。四元素や惑星記号の解説など、そのまま占星術の勉強にもなる部分もあります。手の形や肌質によってみていく方法も、たくさん記述があり、手全体で読んでいく術が学べます。ネイタルチャートと手相を対比してみる試みも興味深いです。

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