霊能力は生まれつきなのか、あとから身につけられるのか|伊泉龍一スピリチュアルを考える20

伊泉先生のスピリチュアリズム・シリーズ、今回のテーマは、前回に引き続きアンドリュー・ジャクソン・デイヴィス、そして「霊的な能力は誰のものか?」というお話でした。

■占い師は「勉強」?それとも「才能」?

動画の冒頭、伊泉先生が昔ある人から言われたという質問

「占いって勉強してできるようになるんですか? 占い師って勉強してなるものなんですか?」

私も言われたことがあります。占いを学ばれてると一度はあるかもしれませんね。

たしかに、占星術や四柱推命などを学んでいる人たちからすれば「一生勉強!」という感覚ですが、占いに詳しくない一般の方からすると、「特殊な能力を持って生まれた人がなるもの(霊感・超能力)」というイメージが強いのかもしれません。

この「生まれつきの選ばれた能力」なのか、「誰もが開花させられるもの」なのか。 実はこれ、19世紀のアメリカでスピリチュアリズムが広まっていく過程でも、非常に大きな論点だったそうです。

■「特別な人」だけのものじゃない? 歴史の転換点

今回のお話の主役、アンドリュー・ジャクソン・デイヴィス(1826-1910)は、1847年に『自然の原理』という本を出し、一躍有名になりました

彼はメスメリズムで催眠状態に入ることで、意識を高度な状態にし、霊界からの啓示を語ったとされています。

ここで当時、問題になったのが「霊的権威」の話です。 それ以前、霊界の深遠な知識を語れるのは、スウェーデンボルグのような「高潔で選ばれし魂」だけだと考えられていました。

しかし、デイヴィスのような(当時の視点では)「どこの誰ともわからない若者」が、メスメリズムという技法を使うことで霊界とコンタクトを取ってしまった。しかも、スウェーデンボルグとは違う景色(「地獄はない」など)を見てきたと言い出したのです

スウェーデンボルグ派の人々からは、「スウェーデンボルグ以外の人間がそんな境地に達せるわけがない!」と強い反発があったそうです。

過去すべての時のなか、来るべきすべての時のなかで、スウェーデンボルグという人以上のものがいたことはないし、これからもそうである。また彼と同じ種類、同じ段階の霊性にまで到達できた人はいないし、これからもそうである。

『スピリチュアリズムの時代1847-1903』69ページ

『スピリチュアリズムの時代1847-1903』
伊泉龍一 (著)

■「普通の人」が霊界を語り始める時代へ

ここが今回のハイライト!

デイヴィスが登場し、メスメリズムという「技法」が広まったことで、「特別な選ばれし人だけでなく、普通の人でも意識を変性させれば霊界とつながれるのではないか?」という可能性が開かれたのです。

伊泉先生がおっしゃるには、ここから歴史の流れが変わります。 ごく普通の少女や、ごく普通のおじさんが、「霊界を見てきた」「メッセージを受け取った」と語り始める時代──いわゆるスピリチュアリズム・ムーブメントが始まっていくのです

現代の私たちが、「訓練すれば直感が磨かれる」「誰でもスピリチュアルな体験は可能」と考える感覚のルーツが、まさにここにあるのかもしれませんね。

■次回はいよいよ「フォックス姉妹」!

動画の最後では、次回予告として有名な「フォックス姉妹」の名前が挙がりました。 ラップ音(叩音)で霊と交信したとされる、あの有名な姉妹です。

「あれはインチキだった」という批判派と、「真実だ」という擁護派。 伊泉先生は、そのどちらかに偏ることなく、当時の新聞記事や資料をもとに「真実はその間にあるのではないか」という視点で解説してくださるそうです。

インチキ説はすぐに暴露されたわけではなかった?など、意外な事実も出てきそうで、次回も楽しみです!

■12月3日夜、スピリチュアリズムのお話があるみたいです

「伊泉龍一ゼミ@スピリチュアル研究部」というところで12/3、20時からZoomイベントがあるみたいです。

伊泉先生が公認されている唯一のゼミ”だそうですよ!

伊泉龍一先生の講座
ディスカバリータロット主催・伊泉龍一先生の特別講座の特設サイトです。 スピリチュアルの源流シリーズと題したこの講座。まるで18世紀から19世紀を時間旅行しながら現代のスピリチュアルシーンを紐解いていくような文化的エンターテイメントとしても楽

【伊泉龍一ゼミ】12/3  キックオフMTG
時刻: 2025年12月3日 08:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoom ミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/87417082985
ミーティング ID: 874 1708 2985

■伊泉先生の講座について

伊泉先生の解説は、スピリチュアリズムの歴史であれ、タロットや占星術であれ、「盲信せず、かといって否定もせず、歴史的資料から客観的に読み解く」というスタンスが一貫しています。

「不思議な世界には興味があるけれど、ふわっとした話だけじゃなくて、もっと知的に理解したい」 「歴史的な背景を知って、教養として深めたい」

そんな方には、伊泉先生の講座は本当に相性が良いと思います。

現在、全国各地で開催されている占いの講座でも、先生のこの「一歩離れた視点からの明快な解説」は健在ですので、今回の動画のようなテイストがお好きな方は、ぜひ占いの講座もチェックしてみてくださいね。

皆さんのご参加を、心よりお待ちしております!

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