講座の告知が続いたのでちょっとドラマの話でも。
最近こんなのみてました。
- リッパー・ストリート
- ナイン・パーフェクト・ストレンジャー

1こめ『リッパー・ストリート』は、ジャック・ザ・リッパー、切り裂きジャック事件の半年後1889年から始まる刑事物。
舞台がロンドンで、ゴールデン・ドーン(黄金の夜明け団)が結成された翌年の話ということは、ウェイトさんたちが暮らしてた時代の空気が感じられるかなーと思って見てましたら
シーズン2の6話でほんとにゴールデン・ドーンが出てきてびっくり!イシス=ウラニア・テンプルに聞き込みにいくんですよ。実際に存在したものにどれくらい似せてるかわからないけど、意外に明るい雰囲気でした。なんにしても、この時代のドラマに出てくるくらいは存在感あった結社なんだなぁ。
イギリスの発音も好きだし、視覚的にも好きなドラマでした。紳士はスリーピースのスーツにハット、女性はウエストを絞ったロングドレスに手袋、羽のついたちっちゃなお帽子などファッションが素敵で、黒塗りの馬車や室内の薄暗さなんかもよくて。
ウェイトやパメラもこんな服装でミーティングしてたのかな。

あと、シーズン1の3話だったか、ユダヤ教のカバラもちょっと登場してました。舞台となってるロンドンのイーストエンドはユダヤ移民も多いみたいなんですね。
19世紀末、この地域は貧困と犯罪の巣窟、20世紀になっても名残りありというか、同時に読んでる伊泉先生の翻訳書『レディ・ステディ・ゴー! 60sスウィンギン・ロンドン』 でも

イーストエンド出身者がこんなに成功した!という書き方のサクセスストーリーが多々ありました。
移民やゲイ差別、格差や社会問題など、ドラマで見たことがこの本を読む補助線になってます。


もうひとつ『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』は現代の話。高級リゾートでトラウマを癒すリトリートなんですけど、ネットも繋がらないとこに少人数で隔離され、教祖的な人に従うってカルトっぽさが漂いませんか?
セラピーなのか?宗教なのか?
サイケデリック・セラピーなのも興味ひかれました。とくにシーズン2はマジック・マッシュが前面に。
『ハーバード・サイケデリック・クラブ―ティモシー・リアリー、ラム・ダス、ヒューストン・スミス、アンドルー・ワイルは、いかにして50年代に終止符を打ち、新たな時代を先導したのか? 』
で書かれてた意識の変容、ビジュアル化したらこういう体験だったのかなとか思いながら。

映像も好きでした。なによりミステリアスなロシア女性を演じるニコール・キッドマンが美しすぎ。



コメント