タロットや占星術が流行し始めた時代の歌 ジョニ・ミッチェル『ローゼズ・ブルー』伊泉龍一先生の雑談15

今回は伊泉龍一先生が「本気で好き」なアルバム紹介

以下はGeminiがまとめてくれた内容です。

1960年代の音楽とタロット・占星術

伊泉さんは、まず1960年代の音楽、特にフォークについて話し始めます。この時代は、タロットや占星術が一般の人々に広く浸透し始めた時期と重なると説明します。それ以前からタロットや占星術は存在していましたが、一般レベルに普及したのはこの60年代であり、これは「カウンターカルチャー」と呼ばれた若者文化の中で流行していったと述べます。


60sカウンターカルチャー セックス・ドラッグ・ロックンロール
ロバート・C・コトレル (著), 伊泉 龍一 (翻訳)

ジョニ・ミッチェルと「Roses Blue」

伊泉さんは、自身が本当に好きなレコードとして、ジョニ・ミッチェルのセカンドアルバム(1969年発表)を紹介します。このアルバムは、彼女のデビューアルバムと並んで素晴らしい作品だと絶賛し、特に「Roses Blue」という曲に注目します。

この曲の歌詞には、タロットや占星術、禅といった「不可思議な信仰」に友人が夢中になっている様子が描かれていると解説。歌詞の中には、「彼女はゾディアック(占星術の12星座)や禅にはまっていった」「タロットカードやポーション(薬、あるいは運命)に夢中になっている」といったフレーズが登場します。

さらに興味深いのは、ジョニ・ミッチェルがその友人の様子を、やや皮肉を込めて歌っている点です。友人が自分の信仰を周囲に押し付けている描写や、星座や時期が合わないからという理由で友達関係がうまくいかなくなる様子が歌われています。伊泉さんは、これは当時のタロットや占星術に熱中する人々の状況をリアルに、そしてユーモラスに表現していると指摘します。

西海岸の音楽シーンと今後の展望

このアルバムの背景には、ロサンゼルス近郊の「ローレル・キャニオン」という場所があったと伊泉さんは語ります。1960年代、ここには多くの優れたミュージシャンが集まっていました。サンフランシスコの音楽とは異なり、ロサンゼルスからはクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング、ジョニ・ミッチェル、バーズ、ドアーズ、イーグルスといったアーティストが輩出されたと紹介し、現在U-NEXTで配信されているドキュメンタリー「ローレル・キャニオン:夢のウエストコースト・ロック」も紹介しました(私調べではAmazon Prime Videoでも配信ありました)

伊泉さん自身も子供の頃、最初はロックが好きだったものの、ジョニ・ミッチェルをきっかけにフォークに目覚めたと語ります。また、今後このローレル・キャニオンを中心とした音楽シーンに関する面白い本の翻訳を手掛けたいという意向も示しました。

最後に、伊泉さんは「占いファンの方も怒らないでしょう」とジョニ・ミッチェルの歌詞が持つ皮肉について触れ、「人を決めつけたり押し付けたりしてはいけない」というメッセージが込められていると締めくくりました。

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