• Zoomライブ講座
  • 録画配信講座
  • 過去の講座
  • よくあるご質問
  • 本の紹介
  • 占いゼミテレーマ
  • お問合せ
占いゼミ・テレーマ

占い系教室~タロット・カバラ/生命の木・スピリチュアリズム・西洋占星術・東洋の占い~

初心者向け

「タロットを学んでいる最中だけど、もっともっとリーディングを自由にできるようになりたい人のために」講座の文字起こししたもの

2020年6月6日 by thelema コメントする
伊泉龍一先生無料タロット講座

(チャットでの質問は一部カットあり。このBlogのコピペはご遠慮ください)

昨日は超初心者向けに話しました。最初にどういう風にタロット勉強したかって話をしました。

それは、カードの絵を見てシンプルに色々タロットの本が出ているので、そのタロットの本に出ている占い上の意味っていうものを比較してみました。

カードの絵を見て、それでタロット本の占い上の意味みたいなところを比較すると、なんか絵と意味が、なんとなく一致するものもあるんだけど、全然一致しないものもある、最初にそれに気づいたわけです。

これ昨日も言ったけど、20何年やってきて、自分の指針としたのは、タロットを始めた頃の初々しい気持ちを思い出してしゃべるって事なんですよ。何年もやってると、タロットなんて飽き飽きしてると思う時期もありました。初めての頃の気持ちを思い出すということです。

話を戻しますと、そのころのことを思い出すと、絵と意味があっていないところがある、当然タロットの命は、命って言い方を強調しますけど、命は絵ですよね。だって絵がなかったらタロットの意味ないでしょ。

ここに文字だけ書いてあったらどう?こんな人気出ると思わないですよね。タロットの人気は、この絵のおもしろさも要因のひとつじゃないですか。紙っていうのもいいですよね。最初この紙っていうのもなんかよかった。

今だったらインターネット上でタロット占いもできたりするし、それはそれで面白いかもしれないけど、やっぱりこの手で触れるっていうツールの魅力もありますよね。

どうしても占いの本に書いてある意味が違和感あるわけですよ。どう考えても結び付けられない、それで次です。何冊かの本を見比べてみることにしました。当然のことながら、そうすると次に二つ目の疑問が出てきました。

一致しない意味があるだけではなくて、今度は本と本を見比べた時に、その本によって書いてある意味が違ったりするんですよ。これどういうことかなって思ったりなんかしました。

最初の頃本当に、全然あの皆さんよりももっと知らなかったレベルだと思うんですよ。その当時僕は、子供の頃に占いとかタロットに興味を持ったことがなくて、大人になって初めて出会った時の話なので、ほんとにわからなかったんですよ。

それでどうしたか。次のステップどうしたかっていうと、まず絵に何が描いてあるんだろうというところに向かいました。でこれがね、僕のタロットの勉強の方向性として、今思うと、当時はわからなかったんだけど、今につながる第一歩だったなと思います。

なぜこの話をしてるかというと、今日はタロットをある程度やってて、もしかしたら行き詰まったりとか、もうちょっとステップアップしたい人向けの話なので、その話につなげようと思ってるんです。

もし僕が最初始めた時、カードの意味を占い上の本に書いてある「このカードの意味はこうです」みたいな、意味を丸暗記するというスタイルでタロットを勉強したら、今にいたってないんですよ。

最初に言ってしまいますが、これはあーそうね、絶対にこの僕のやり方がいいと断言しないけど、僕はいいと思ってるから皆さんにいいます。他のやり方がダメとは言いません。僕が一番いいと思ってるやり方を言います。

僕が良いと思っているやり方は、カードに書いてある占い上の意味をまったく覚えないというやり方なんですよ。それが今の自分のタロットの理解に至ったと思うんです。

どういうことかってことね。今日のこの後の話って、僕の講座のタロットの占いの講座に参加された方は、聞いてくださってる内容にかぶると思うので、ちょっと今日は変化をつけて、別の観点から説明します。

全然皆さん興味ない人もいるかもしれないし、全然タロットの話と関係ないじゃんと思われるかもしれないけど、関係ないのをもってきます。

まず占星術に例えてみます。占星術を全然知らない方がいてもいいんですよ。しかも興味がない、一生そんなものやりたくない人もいてもいいんですよ。逆に占星術に興味がある人は、それがタロットにどうつながるのかということを、興味深く聴いてもらえるかもしれない。

占星術にハウスっていう概念があるんですよ。
ハウス。今お見せします。

ホロスコープをこういう風に12に分ける、こういうやり方があるんですよ。やり方っていうかこれがホロスコープの基本なんだけどね。ハウスという概念があるんです。

それはこのホロスコープを12に分けて、私たちの人生の起こる出来事を12パターンに分類するという発想なんですよ。タロットと全然関係ないように聞こえるかもしれないけど、もうちょっとお付き合いください。これはむしろ今日占星術も勉強してる人にヒットする話かもしれない、もしかしたら。

占星術を勉強する人の中に、やっぱりハウスっていうのが苦手って言う人が結構いるんですよ。12星座が苦手っていう人はあんまり聞いたことがない。

牡羊座ってこういう性格でしょ、牡牛座ってこういう性格でしょっていうのは、皆さん子供の頃から雑誌を読んでいるから、慣れてるじゃないですか。ところがハウスは苦手っていう人いるんですよ。これはね、タロットを理解する鍵になることを今言おうとしています。

なぜ12星座が苦手な人があんまりなくて、得意な人が多いかって言うと、十二星座を覚える時に理解する時に、十二星座のキーワードを子供の頃に暗記した人います?

多分皆さん12星座が、占星術を本格的に習ってなくても、なんとなく双子座がこんなのと言えるのは、キーワードを暗記したのじゃなくて、その星座の性格を描写してる本を好きだから、ひたすら読んだからでしょ、わかります?

もっと言い方を変えるなら、12星座の各星座の性格を表す物語を読んだからでしょ。牡羊座の人ってこれこれこうだからこんな風になっちゃいます、みたいな物語を読んだからでしょ。キーワードを決して暗記したわけじゃないでしょ。

キーワードを暗記していない十二星座のが皆さん得意なんですよ。ところがハウスを学び始めたときに、

(あ、途中から来た人ね、今日占星術の講座に間違ってきたかなって思う人いるかもしれんけど、占星術に例えて話ししてるから、安心してください。間違えじゃないです。今日はタロットの講座です)

十二星座とは違ってハウスの方はというと、一個一個のキーワードを覚えようとするんです。というか覚えるんですよ。現にその物語を読むんではなくて。

そうすると、例えば8ハウスという8と書いたこの場所は「死」と関連する場所、ないしは現代の占星術だったら「死と再生」、今の瞬間、この一言だったら暗記できるじゃないですか。暗記はできるけど、このキーワードだけを覚えてしまっても、この「死」という言葉が何を意味してるのかっていうことが理解されないままなんですよ。

これと同じことがタロットに起こってるんです。だから僕は意味を暗記しない、覚えないというやり方をおすすめするのは、十二星座占いのように、物語をとおして理解した方がいいということなんです。

僕の講座ではだから一枚一枚のタロットの絵を説明するときに、一枚一枚のカードのキーワードを、何て言うのかな、暗記するようなプリントで配って「皆さんこの意味でやってください」って一切やりません。どうするかっていうと一枚一枚の物語を語ります。

占星術のほうにもうちょっとだけ関連させて、タロットの方にいよいよ戻りますよ。例えばですよ、占星術で、あ、ちなみに僕もタロットばっかりと思われてるけど、占星術の本も出してるし、占星術の講座もやってんですよ。あぁ、ありがとうございます。その本です。

僕が占星術を説明するときの説明の仕方で、8ハウスを説明しましょうか。「死と再生」とか覚えないんですよ。何かっていうと、これね、実は2つハウス書いてます。

上のほう矢印がこうなってます。

下の方、矢印が逆回りになってます。気づく?

こっち周りとこっち回り2パターンあるんですよ。違いについて一言言うと、上が2世紀の頃に基礎が作られた、古い時代の占星術です。下は、20世紀になって作られた新しいタイプの占星術です。

皆さんが知ってるのは下だと思う。1ハウスから順番にぐるーっと一周してハウスを理解するってやつです。上は逆です。逆まわりなんです。

でこれね 、ハウスの場合、「死」という意味を暗記するんではなくて、この一連の物語の中で理解するんですよ。ここの意味って何かって占星術の本を読んだことがある人なら「遺産」とか書いてません?

なぐり書きしましたけど、「死」「遺産」これ二つの言葉をただ頭に入れます。ここで気づいてください。「死」「遺産」というこの言葉を頭に入れても、これつながり全くなくない?つながりがないまま、こういうキーワードを頭にいれていくんですよ。これ一言で簡単に説明してしまうと、こういうことですよ。

ここの場所4っていうところは、「家」っていう意味なんですよ。昔の占星術だと、こっち回りで家からこう、だんだん出ていって、遠くにまで行きました。

人生長い時間経過するとどうなるかっていうと、つまりここ、生まれたばかりの段階みたいなもんです。大人になって成長します。そうすると8ハウスになるとどうなるかっていうと、そうなんです、今の僕ぐらいの年齢のイメージです。8ハウスって。

人生の頂点を過ぎて、もう老いる一方、そういう時期です。そうするとこれね、実はなんでこの話をしたかっていうと、最近しみじみこの占星術の8ハウスの持ってる意味と、自分の人生をすごく重ねて合わせてしまうことが多いからなんですよ。

昨日、この無料講座をやった動機について二つ話しました。その一つがこうだったじゃないですか。一つはタロットを自分が学んだ時に、すでにタロットやってる方々がいて、僕は第1世代じゃないんですよ、当然のことながら。

もっと先輩たちがいるんですよ。その人たちがタロットを広めてくれた、それを自分は受け取った、年をとってきて、自分の人生まだ終わらないかもしれないけど、だいぶ時間が経った今、今度は自分が残してくほうだ、そういうふうな話をしました。

だから今回の講座の目的の一つは、講座にわざわざ行くのはあれだけど、無料だったら受けてみようかな、しかもまったくタロットをやったことない人におもしろいと思ってもらいたいな、思ってもらえたら、タロットって自分が死んだ後も広まってくんだ、わかりますか?

そういうのが一つの目的って言いました。ちなみに昨日聞いてない人に言うけど、僕はただ単に善人で愛にあふれた人でもないのではっきり言います。それは一つの目的で、もう一つあるんですよ、ちゃんと。講座の宣伝に決まってるじゃないですか。偽善は言いません。講座の宣伝もありますが、それだけじゃないのは本当なんですよ。

宣伝しなくても講座は人が集まるので、別に無料でやらなくてもいいんです。でもこれを聞いて講座に来てくれなかったとしても、タロット面白いなと思って、自分の好きな先生のとこでみんな習えるじゃないですか。そのいちばんの土台をやりましょうというのが、目的だったわけですよ。

僕もまだ死なないけど、8ハウスで死ぬって話じゃないんですよ。自分の人生を振り返ってみた時に、振り返り、そしてこの先を見たときに、ずいぶん時間がたって、いつかは自分も死ぬし、タロットを止めるときもくるんだっていう気分なんです、8ハウスって。

死とは自分の終わりを意識するってことなんです。そして終わりを意識することによって、自分がタロットをやめた後に何かを残してこう、遺産として。こういう意味なんですよ、8ハウスって。

「死」と「遺産」というのは、皆さんこの長い話を聞いて初めて、このキーワードとされてる言葉の意味が「あぁ、そういうことだったんだ」って理解できたでしょう。

タロットの学びの大事なのは、占星術の今の例を出したのと一緒で、理解するということなんですよ。言葉を覚えるんじゃなくて。キーワードを暗記するんじゃなくて。分かりますか?

ちなみに、普通に20世紀に入って作られた占星術を聞いてる人は、「なんか私の知ってる説明と全然違う」と思われたかもしませんが、ついでに一応言っておきましょうか。

現代占星術の観点で8ハウスをみた場合は、1ハウスからこう進んでいきます。これは何を意味してるかって言うと、7ハウスは「他者との関わり」と言われています。他者と深く関わることによって自分が変わっていく、それが「死と再生」と言われるゆえんです。

深く関わっていくことで、それ以前の私が、ある種の象徴的な意味で死に、新しい自分に生まれ変わる場所と言われています。これが8ハウスの現代占星術の「死」と「再生」という意味です。観点は違いますけど、近いところをついています。

深く関わるっていうところに注目しましょう。人でもいいし物でもいいし、自分以外のものと深く関わるっていうことです。それによって変わっていけるって言いました。

昨日の話で、僕はタロットを勉強して、タロットに触れ合うようになり、学ぶことによって良かったなっていうのは、僕も変わったんですよ。少しは。

あるものと深く関わるっていうのは、自分自身も変わってく事になるんですよ。タロットを学んで霊的次元が上がったと思わないけど、神に近づいたとは思わないけど、少し寛大になりましたし、少し自分の偏見に気づくことができるようになりましたし、人生を生きる中でちょっと変化はありました。いや「ちょっと」は謙遜していってます。だいぶん変化がありました。

これが、何かを学ぶっていうことの意味だと思うんですよ。皆さんタロットを学ぶことによって、意味を暗記するんじゃなくて、そのカードのもっている世界観を理解し、そして生き方自体も変わっていくっていうこと。これがタロットの素晴らしい点だと思うわけです。

そういうタロットの側面を、僕が体験したことを、引退する前に、半ば引退してる気分だけどね、「引退する前に伝えてみようかな。今までだったら、普通に講座に来た人にしか伝えられなかったけど、無料講座だったら『講座に行くまでは聴きたくないけど、無料だから聞いてやるか』という方も参加してくれるじゃないですか。そういう人たちに伝えられる、その人たちが僕の講座に来なかったとしても、ちょっとタロットに対する見方が変わればいいな」と思ったわけです。

じゃあ占星術の話からタロットの話に戻しますよ。もう占星術はいいと思ってる人もいると思うので、心が読めるんですよ、僕は。嘘。思ってる人もいるかもしれないので、本題のタロットの話をします。ちょっと脱線しましたがね、今日は。

じゃあ、絵を見るということをやってみましょう。「マジシャン」っていうカードです。こっちは「正義」というカードです。全然絵が違いますね。

「マジシャン」というカードに、「塔」のカードを比較してみましょう。これも全然違いますね。

今からあと10分ぐらいやりますけど、今から皆さん、自分が覚えているタロットのカードの意味は、一旦カッコに入れて横によけといてください。この「マジシャン」のカードは、恋愛だったらカクカクシカジカっていう意味は一回よけてください。で絵を見てみましょう。

僕が勉強したのはこうです。さっき言った、本に書いてある意味が当てはまらないし、なんかちょっと深みのない意味が多いから、「マジシャンのカードは始まりのカードで、恋愛だったら新しい出会い」とか書いてあって、僕当時20代後半だったので、恋愛で新しい出会いとか書かれてると、もうこんな女子供のっていうと怒られるけど、こんなんやってられるかと思ったんですよ。

カードの絵がおもしろかったから、このカードの絵に何が描かれているのかってことに注目するんです。何が描かれてるかってことに注目すると、テーブルの上に物があって、その前に人が立ってるじゃないですか。

こうしてみていくと、このカードは全く初めての方もこう見えません?テーブルの上の物を使って、何かをやろうとしてる人のように見えません?

じゃあこっち見てみてください。

「塔」はテーブルの上に物があってじゃないですもんね。建物が、何か上から降ってくるものによって打ち砕かれていませんか?

全然違う絵だっていうのは一見してわかるけど、説明を聞くとより明瞭になりませんか?今やってるのは単純に絵を描写しているだけですよ。占い上の意味とか一切話してないですよ。絵の単純な描写です。

でもここから、キーワードがこれなんですよ、はい、皆さんが日常使う言葉「想像」してみるって事なんですよ。想像してみるって言ってもピンとこない人に対して、「想像」を実際に実践するためにキーワードをあげます。

この感覚です、あえてくだけた言い方をします。「〜みたい」ってことです。ここの「〜」のところにカードを当てはめてください。「魔術師」みたい、「塔」のカードみたいっていう風に、想像していくモードにならなきゃいけないんです。

このカードの意味は、眉間にシワ寄せて覚えるんじゃないですよ。このカードの絵みたいっていう、こういう感じ、雰囲気、だからタロット占いをやってる人の中で、想像力を働かせてる人は遠くに見ててもわかります。顔の表情とか動きでわかります。決してこうやって「このカードの解釈は」ってやらないんですよ。

「このカードみたいってことは?」って「想像」するんですよ。いいですか、「このカードの絵みたい」っていうことは、「マジシャン」と明らかに違うのは、「塔」は自分が何もやってなくて、やんなくても何かがやってきてる絵じゃないですか。自分がなんかやったわけじゃなくて、上から何かが降ってきてるわけじゃないですか。

「マジシャン」は自分が何かやらないと何も始まらない感じしません?だってテーブルの上のものは、ほっといても動かないんですよ。この人が何かをやろうとして初めて、テーブルの上のものは道具として機能するわけです。

皆さんね、自分の人生どうしようかなって悩んでる時に、じゃあわかりやすい「マジシャン」でいきましょうか。最初に学びとなる一番のカードにしましょう。

このカードが出たってことはどういうことですか?このカードみたいな状況なんだって、自分の悩みを思い出さなきゃダメなんですよ。このカードみたいっていう風に自分の状況を想像したらどうですか?「〜みたい」と想像したら。

「てことは、私の今の状況って、自分が目の前にあるものを使って、自分から働きかけてかなきゃ何も始まらないんだ」ってカードのメッセージが受け取られません?これがリーディングの最初のステップです。

一切意味を覚えて暗記する占いとは違うんです。まだこの僕のやり方のインパクトは、今日初めて聞いた人はあんまり伝わってないかもしれない。でもちょっと通常の意味を覚えるやり方とは雰囲気が違うなっていうことは感じられるんじゃないですか。

次のステップ行きますよ。皆さん今「想像」するっていうことのほんの入り口をやりました。このカードの絵みたいだと想像するんですよ。見て下さい、皆さんお手元にカードあったらそれをじっくり見てみてください。

このカードの絵みたいって「想像」するってことはいいですか、「彼から電話が来ますか?」っていう風に待ってる人がいたら、「あんた、彼から電話くるって待っててもダメでしょ」ってことになるでしょ。次のステップは15日にやるプロ向けの講座でお話します。

もう一度言いますよ、このカードが何か始めようとしてるにも関わらず、次回くわしくやるけど、例えばですよ、「受験を合格しますか?」って聞かれたら、このカードが出たら「合格するのかしないのか」てみんな考えちゃいません?

これ、カードのメッセージ受け取ってます?合格するカードじゃないじゃないですか?合格するかどうかって言われたら「あなたね、目の前のものを使って自分がやりたいことをやりなさい」っていうことじゃないですか。

それがその受験生にどういう意味をもつかは、もちろん受験生によって違ってきます。でも大まかにいうと「始めなさい」って感じじゃない?噛み砕いて言えば。

もちろんちゃんとしたリーディングのときには、もっと深い意味がこのカードのイメージから現れてくることの方が多いです。でも今のリーディングの入り口的な感覚わかります?

別のカードでやってみましょうか。別のカードでもっと深いところまでいきましょう。

今日は皆さん、想像力を働かせるために、先ほど「〜みたい」って話をしました。これです。「直観」て言葉はみんな使うじゃないですか。タロット占い師には「直観」が大事、じゃ皆さん、タロット占い師に「直観」が大事と信じるならば、意味を暗記するのは止めたほうがいいと思います。

どうしてかお話しましょう。直観的にカードをリーディングするためには、「直観」がどうしたら働くの?と思う人がいると思うので助言をします。想像力だったら「〜みたい」てやればよかったんですね。そのように簡潔に説明します。

直観的にリーディングするためには「〜として見る」のをやめるって事なんです。やめるんです。

「〜として見る」って言うのは、皆さんカードに対して意味を暗記してると、そのカードをその意味として見ちゃうんですよ。「恋人」のカードがあったら「恋人っていうタイトルだから恋愛がうまくいく」って、「恋人」のカードを恋愛がうまくいくカードとして見ちゃうんですよ。わかります?

「正義」のカードだったら、裁判のカードって覚えたら裁判のカードとしてみちゃうんですよ。これが皆さんの誰もが持っている直観が働かなくなる状態なんですよ。

これを裁判のカードとか、何か皆さんが覚えている占い上の意味を一回全部外して、この「正義」のカードを見てください。天秤と剣を持ってますね。

また先ほどのように絵を描写しますよ。天秤と剣を持っています。正しさに関係あります。正しさということが天秤と結び付けられてるということを想像してみてください。

これはイタリアで生まれたタロットですが、日本人でも天秤と正しさは連想で結びつきませんか?どっちにしようかなって正しい選択をしようとするする時に、皆さん天秤を働かせません?

「AくんBくんどっちにしようかな」というときに、「また天秤にかけて」って言いませんか?天秤にかけるでしょ。天秤にかけて正しいことを判断せよと言ってるわけですから。

で、剣を持ってるじゃないですか。あることが、どちらが正しいかという判断を天秤でした後は、剣で「割り切れ」って言いません?「切ってしまえ」といいません?余計なものは。正しいものに準じろってことなんです。これが正義のカードの超簡単な図像の説明です。

カードの意味を暗記するんではなくて、このカードの絵をさっきのマジシャン以上に少し丁寧に説明しました。簡潔ですけど。このカードの持ってる、この図像の元々のアレゴリー寓意を今説明しています。

このシンプルな説明で皆さんは「正義」のカードは正位置だったら裁判に勝つとか、逆位置だったら裁判に負けるとかやめて、やめました?やめたら、僕の説明で「正義」のカードをもう一回見てください。

このカードはどう見たって、いいですか、このカードが出たときには「天秤で正しいものを判断し、余計なものは切り落とせ」って絵に見えてきませんか?このとき皆さんは「〜として見る」ことをやめて、初めてカードを直に見ることができるようになっています。

「直観」てどう書きます?直に観るって書きませんか?「〜として見る」ことをやめることで、直観に近づいてくんです。

「〜として見る」時に皆さんは、直感でもなく思考を働かせてるんです。「このカードの意味何だっけ?裁判では勝つんだっけ?」考えてるんです。考えるのをやめるんです。考えるのをやめて絵を見るんです、直に。

そうすると、もう一度言います、天秤を持って剣を持ってるこの人は正しさです。「正しいものに準じろ」と言ってます。正しいものとは何か、天秤で計れと言ってるんです。

皆さんこういうことですよ。「AかBどっちにしようかな」って言ったら、えてして占いで「Aにしようかな、Bにしようかな」と決めようとするでしょ。このカードが出たら、AかBかっていう時に「天秤にのせてきちっと正しい答えを出せ」っていうメッセージなんですよ。

この正義のカードの話のさらに深いのは、さっき言ったプロ向けのやつでやります。この段階で、深いリーディングに入る前でも、はい、「ちょっかん」という言葉の漢字を変えました「直感」。直に感じるという、タロット占いに最も必要な感性に近づきます。直に感じるっていう感性ですよ。

僕が本講座でよくやる初心者向けのエクセサイズやりますよ。お手元にカードがある方はお手元のカードを、ない方はこれを見てください。占う前にいいですか、今自分が何か迷ってるとか悩んでるって事をリアルに想像してみてください。

「どうしよう、どうしたらいい?」「カードに聞いてみようかな」っていうふうに思ってください。リアルに。想像しました?悩んでるんですよ。「どうしようかな、タロットに聞くしかない」と思ってるんですよ。

そのときにこのカードが出ました。カードをひっくり返しますよ。そのときにこのカードが出たらなんて言ってます?メッセージはなんて言ってます?悩んでることは適当に答えを出すんじゃなくて、色々状況を天秤にのせろっていう風に見えてきませんか?

これ考えなくても、皆さん慣れてくると、ぱっと開いた瞬間にカードのメッセージを感じることができるんですよ。感じたことを。あとは質問者に言語化して言葉で伝えます。言語化して言葉で伝えるっていうのは、それこそプロ向けの方の講座で、より詳しくやります。

でも今いいですか、「どうしよう」って悩んでいて、このカードがパッと出ました。考えます?皆さんこのカードを解釈しようなんて考える必要ないでしょ?このメソッドは、この説明しているやり方は、一切解釈に悩む必要がないんですよ。絵を直に見たらもう答えわかってるんです。

もちろんそのメッセージを言語化するための練習とかやり方っていうのはまた別に説明しますが、この段階で皆さん、初めての人でもいかがですか?悩んでることに対してぱっと出たんですよ。

何回もこれやってると、皆さん次第に、この人物を最初に見た時よりも自分の方に天秤と剣を突き出してるように見えませんか?何かを訴えかけてくるように感じませんか?画面だったら無理かな。実際の手元にあるカードだったら、感性豊かな人だったら感じられるはずです。

これが、ちょっと長くなりましたけど予定より、今日の講座の、次のステップに進むために勉強してる人、いきづまっている人への助言です。

つまり意味を暗記するっていうことをいったんカッコに入れて、絵を見るということなんです。絵を見たときに、今のようにこのカードのメッセージを受け取り始めると、通常のタロットの本に書いてある意味は、何か案外使いものにならないものが多いなって気づき始めます。その瞬間、皆さんのタロットの理解がかなり深まり始めています。

はい、そろそろ最後の締めね。昨日僕、タロットを初めて学ぶ人に自分の本をおすすめしましたけど、僕がね、こういったタロットの勉強の仕方を自分でやり始めた頃に参考にした本がこれなんですよ。

レイチェル・ポラック「タロットの書」。この本、実は自分で翻訳してるんですよ。なぜなら、この本が僕の最初の学びの一歩だったからです。タロットの占い方に関しては。

翻訳が出てるので、読んでくださってる方もいるし、買っただけで読んでない方も色々だと思うし、いいんですけど、その本って通常のタロットの占いのやり方をやろうと思ってる人からすると、意味不明な本なんですよ。

通常の一般的なタロットの本って、さきほど言ったような占い上のキーワードみたいなのが書いてあるじゃないですか。普通キーワードが書いてあるんですよ。それで、キーワードを覚えると思ってる人がこの本を読むととどうなるかっていうと、キーワードがどこまでいっても出てこないんですよ。

恋愛に出た場合こういう意味、逆位置だとこいういう意味ってまったく出てこないんですよ。じゃあこの本で何やってるかっていうと、皆さん今日最初に12星座を覚える時って、キーワードを覚えたんじゃなくて物語で覚えたって言ったじゃないですか。

この本ってすごい一枚一枚のカードの説明が長いのは、そうなんです。キーワードで伝えようとしてるんじゃなくて、物語でカード一枚一枚の説明してるんです。わかりますか?そういう観点で読むと非常に面白い本なんですよ。

でも通常の本のように、このカードが出たらどういう意味なんだろう?ていう風に読む人は、「なんかこれ初心者には難しい」訳のわかんないことになるんですよ。

これね、難しいとしたら、タロット初心者に難しいんではなくて、本を読み慣れてない人に難しいだけです。タロットの専門的な事っていうのが多少は出てくるけど、別にそこは読み飛ばしても全体は通じるような内容になってます。

もうひとつ、この本が苦手な人がいるとしたら、僕もそうでしたけども、神話からの引用が多いんですよ。だから、神話とか興味ない人は、神様の名前とか出てきた時にちょっとわけわかんないなってなります。

というのも、この本が最初に出たのは1980年です。この時代のタロットの本っていうのは、ユングっていう心理学者の影響を受けてるんですよ。ユング派のアーキタイプっていう考え方があって、このカードの絵は神話で言うとこういった神話と同じような基本パターンを持っている、が故にこのカードを説明する時の物語としてかくかくしかじかの神話を持ってきます、というスタイルで書いているんですよ。なのでちょっと読みづらいかも知れない。でも今の言ってる意味わかりましたかね。

カードを覚えるときにまず意味を暗記するんじゃない。でもこれだめですよ、よくあの「初心者はやっぱりキーワードを覚えたほうがいい。キーワードを覚えなくてもできるというのは間違ってる」という意見があるかもしれない。そう思われる方はそう思ってもいいけど、正しいやり方はないからね。でも僕は少なくともさっき言った、この道から最初スタートして、そして今に至ってます。

講座聞いた方はご存知のように、僕のこのスタイルだと、熟練してくると、自画自賛しますが、次回話しますが、1枚のカードを、台本も何も見ずにその場の思いつきで1時間でも2時間でも喋れるんですよ。

どうしてかっていうと、この絵からイメージして物語を作っていけるからです。そしてその物語に皆さん一人一人の状況を重ね合わせるわけです。小説や映画を見たときに、その物語に自分の人生を重ね合わせて「はっ」て思うことありません?

タロットの核心は物語を語るということなんです。絵のイメージを通して、そしてそれを現実に重ね合わせていくんです。それが私たちの生き方を改めて考えるさせることになる。

そしていつのまにか、時として、タロットのメッセージを学んでいくに従って、自分の生き方も少しずつ変わっていくかもしれない。それがさっき言った占星術の8ハウス的なテーマなんです。タロットと深く関わっていくことで、私達は変わっていけるかもしれない、そういうような意味です。

ということで今日はほんの入り口ですが、皆さんいかがですか。最初に念のために誤解のないように断っておきますが、このやり方が絶対正しいというふうに押し付けるつもりはないし、正しいやり方はないんです。

むしろ昨日「値段が高いから良いとは限らないので、あまりにも高額なところは考えたほうがいいですよ」と言ったのと一緒で、ここで皆さんに注意をしておくと「これが本当のタロットの意味です」とか「これが本当のタロット占いですって言ってるのは逆にちょっと避けたほうがいいかもしれません。

なぜなら、タロットは本当の意味なんていうのはないし、僕が最初に学ばせてもらったレイチェル・ポラックさん自身が「タロットはもっと自由になるべきだ」と言ってるんですよ。僕はそこから学んでいるので。皆さんが各自自由にやっていい。

ただ僕がこの自分のやり方を熱く語ったのは、レイチェル・ポラックさんから学んだやり方だし、僕自身が解釈して学んだやり方だし、僕はそれで今のタロットのリーディングができるようになってるので、自分でこれがいいと思ってるから熱く勧めています。

皆さんは今日のやり方をヒントにして、自分なりにタロットの世界を広げていってくれればいいんです。いつも僕の講座は全部そうです。無理やりこのやり方が正しいという押しつけはなるべくしないようにしています。

ただもちろん僕が良いと思ってるのはどうしても熱くなりますよ。だけどいつも断ってます。絶対に正しいわけではないので、いいと思ったところを皆さん採用して、自分なりのやり方を作っていってくださいというスタンスです。

長くなっちゃいました。占星術の余計な話をしたからだね。

あとね、宣伝目的に一つ言うと、今zoomでタロット一枚一枚の絵の説明を1回3時間で4〜5枚ずつやってます。途中参加できますし、録画もあるので、申し込めば見られます。興味を持った方はぜひ聴いてみてください。

伊泉龍一先生講座「基礎からしっかり学べるタロット」大アルカナ編

基礎からしっかり学べるタロット

zoomでリアルタイムの受講、後日に動画配信で受講、どちらもOK
1回3時間ずつ
受講料1回¥9,000

その他の伊泉龍一先生の無料ライブ配信の書き起こし

これからタロットを学び始める人のために2020/6/3

タロットのリーディングをもっと深めてみたい人のために2020/6/15

タロットの「ウェイト版」を習い始めようと思っている人のために2020/6/16

カテゴリー: オンライン, タロット タグ: 伊泉龍一, マルセイユ・タロット, タロット講座, ウェイト版, 初心者向け, オンラインセミナー, ウェイト=スミス・タロット

「これからタロットを学び始める人のために」講座の文字起こししたもの

2020年6月6日 by thelema コメントする

(チャットでの質問は一部カットあり。このBlogのコピペはご遠慮ください)

今回、無料でやろうかなと思ったのは、いくつかの理由があります。

僕もタロットの講座をやっているので、僕のことを知らない人にも知ってもらうというのも一つの目的です。当たり前よね。で、なんか面白かったら講座に来てくれるかなというのもひとつです。

でもね、それだけでじゃないんですよ。それだけだったら別に通常の有料の講座でも良かったんだけど、最近、歳も歳で思うことがあるんですよ。

何かって言うと、タロットって日本で1970年代半ばくらいから広まっていったんです。僕自体はそのころ全然タロットなんて知らずに育ってました。さきほど雑談でエルフィンという雑誌の話が出てましたが、僕はエルフィンにもふれたことがなかったんです。僕がタロットをやり始めようと思ったのは1990年代の終わりくらいなんですけど、もう結構いい年になってます。

僕がタロットやり始めようと思った時に、そのときタロットをやっている世代の方がいらして、つまり第1世代の方がまだご存命でいらっしゃるわけで、あんまり昔はそんな事考えたことなかったんだけど、もうタロットも飽きたし、やめようかなって思ったこともしょっちゅうあったけど、でも最近ちょっと思ったのは、何だろう、自分がタロットで学ぶことが多かったから、実際に今日明日と話すけど、人生の中で学ぶことが多かったんですよ。

なので僕が学ぶことが多かったタロットをこのあと話します。

大袈裟に言うと、先輩たちがいたから僕が受け取ったわけじゃないですか。僕ももう歳も歳だから、今後皆さんに伝えていく側に立った方がいいなと思って、なんていうかな、タロット好きな人を、タロット好きになって、タロットから何か得るものがあるっていう人を、ちょっと増やしていけたらいいなというのも、もうひとつの理由なんです。

なのでいくつかの理由、まず自分の講座に来てほしいっていうのはもちろんですけど、もうひとつはそうやってタロット好きの人が増えてほしいというのが理由。

だから、この講座を受けたからといって、絶対僕の講座に来いというつもりはないです。もちろん来てもらったほうがいいですよ、でも好き嫌いがあるから、なんか話のテンポとか口調があんまり好きじゃないって人もいると思うんです。なのでその場合は、別に他の講座に行ってもいいと思うんですよ。

何を言いたいかと言うと、これをきっかけにして僕の講座にきてもいいし、僕以外の講座でもいいし、みんないろいろ講座に行ったりとか、本を読んだりとか、独学したりして、タロット好きを広めていきたいのがポイントなんです。

なので今日は本当の基礎の基礎をやります。くわしい方には退屈な話だと思いますけど、広めていくのが目的なので、全然知らない人向けに話します。退屈だと思われる方もいるかもしれません。

早速本題に入りますけど、タロットの枚数、そんなことは知ってるって方もけっこういると思うんですけど、一応このレベルからいきます。

今日講座をやるにあたってどうしようかなぁって、いつもなら何にも話すこと考えないんだけど、今日も考えたわけではないんだけど、ただ一点、これは絶対忘れないようにしようと思ったことがあるんですよ。それは自分がタロットを始めたとき、どういう感覚だったかということ。

自分が始めたときに、タロットが全くわからなかったときに、タロットの絵を見て新鮮でワクワクした感覚があるんですよ。あの感覚をちょっと思い出しながら今日はやろうと思ってるんですよ。

その前提となる基本の枚数。ひとセット78枚あります。それで大アルカナとよばれるカードが22枚、小アルカナと呼ばれるカードが56枚、合わせて78枚です。

通常の時間がある講座だったらアルカナっていう言葉の意味は何みたいなことも話しますけど、初心者の人は別に言葉の意味は分からなくてもいいです。

78枚のうち大アルカナと呼ばれるカードと小アルカナと呼ばれるカードに分けられるということです。イメージでいうとこんな感じです。

こっちが大アルカナ、こっちは小アルカナ、これくらいあります。アルカナの言葉の意味はいいけど、この大、小という日本語に訳してるこの言葉ね、これについて一つだけ言っときます。大は英語だとメジャー、小はマイナーと書かれてます。つまり、メジャー、マイナーなんです。

メジャー、マイナーの意味を皆さんで辞書をひいてみてわかると思うけど、メジャーは重要なっていう意味ですよね。マイナーは二次的なっていう意味なので、この呼び方からもわかるように、元の英語の読み方は、重要なアルカナと二次的なアルカナ、つまり重要なカードと付加的なカードという意味合いです。いかがでしょうか?

実際に皆さん、占いに使うことを目的とされているタロット好きの方も多いと思うんですけど、占いに使うなら大アルカナだけで十分に占いは成り立ちます。

ただ小アルカナも勉強した方が、占い方のバリエーションは増えます。なのでどちらも勉強する方がいいけど、でも「別に私はそこまでタロット占いのバリエーションを増やさなくて、ちょっと占えればいい」って人は、大アルカナだけ勉強すればいいと思います。

実際に勉強してて、より面白いのは大アルカナです。重要な方です。小アルカナはおまけのほうです。

占い方ですが、いわゆるこういう言葉、聞いたことあります?スプレッドって言葉です。カードを並べる。こういう海外の占いって英語のカタカナ表記がそのまま使われることが多いんですね。スプレッドって、広げるってことじゃないですか。

広げて、ある一定の位置にレイアウトしていくっていうやり方なんですよ。たぶん今日参加されている方はイメージは湧くと思うんですよ。

まず占う時って、簡単に言うとカードをシャッフルします。つまり混ぜるんです。混ぜるのはどうしてかっていうと、タロットの基本原理は、混ぜて、たまたま出たカードが、偶然て意味ね、質問へのメッセージになるということを原理にしている占いなので、混ぜます。人工的にたまたま偶然性をここに導入するっていうようなニュアンスです。

偶然にこうシャッフルしたあと、このカードを並べてくんです。テーブルの上に、その並べ方っていうのが色々あります。その並べ方のことをよくスプレッドとかレイアウトっていう形をします。

それについては、ちょっと気が向いたらですけど無料でやるかもしれません。気が向いたらやろうかなと思ってます。

今日ほら無料だから、皆さんも気を使って、終わった後Blogとかなんだ、あのtwitterとかで、めっちゃおもしろかった!とか書いてください。そしたらこの話を小耳にはさむと僕が「またやろう」と思うじゃないですか。

今日つまらなかったと思った人は沈黙しておいてください。つまんなかったとなるともうすんごい落ち込むじゃないですか。こっちは愛を持って無料でやってるのにね、嘘だけど。

面白かった人はガンガンに宣伝してください。見てくれる人が多いと思ったら、無料でもやる気になるじゃないですか。これはごく一般的な人間の心情だと思いますので。うなずいたりして反応してくれるとありがたいですね。

具体的なスプレッドのやり方はシャッフルして、いいなと思うまで混ぜたら、一定の手続きでカードを置いていきます。そして出たカードが、もう一度言いますけど、質問への、自分へのメッセージです。これがタロット占いの基本的なやり方です。

で、スプレッドについては今度やりますが、タロットはいろんな種類があるんですよ。どんなカードを使ったらいいか、どれくらい種類があるかという一端をお見せしますか。

実際のカードを並べるより、これを見せたほうがいいと思います。今、自宅からやってるんですよ。あ、ちなみにこの前、書棚、バーチャル背景だと思ってた人がいるんですけど、これね、バーチャル背景じゃなくて実際の書棚なんですよ。本がいっぱいあります。

これ、タロットの本ですが、タイトルがthe encyclopedia of Tarot、日本語訳するとタロット百科事典です。中を開くと、こういう風にどのページを見てもまるっと全部カードの紹介なんですよ。

ちなみにボリューム4て書いてあるんですよ、4巻目です。

つまりこの前に3冊こんなのが出てるんですよ。とてつもないタロットの量があるんですよ。家でやると見せながらできるからいいね。

こちらは、イタリアのカードの有名なカードメーカーのロスカラベオっていうカードメーカーが出してる、自分ところのメーカーで作ってるカードのカタログなんですよ。フルカラーなんですよ。こんなのもあります。

むちゃくちゃでかい本です。このスカラベオ社が数年前に出したのだけでも結構な数のカードがあります。めちゃくちゃすごいいっぱいあるんですよ

この中でじゃあ何を使ったらいいのか。

はっきり言ってしまうと、好きなカードを使えばいいって投げてしまうこともできるんだけど、スピっちゃってる感じの言い方でいうと、自分のインスピレーションを受けたカードでもいいんだけど、個人的なこと、それから長年のタロットやってる経験で言うと、ふたつのタロットをおすすめします。

最初に学ぶタロットね。このふたつです。
マルセイユタロット、ウェイトスミスタロット、この二つです。

このウェイト=スミスタロットというのは、ウェイト版と一般的に呼ばれている、ないしはライダー版と日本で呼ばれているタロットです。

今日詳しい歴史の話はまったくする気がないので、さくっというと、マルセイユはちょっと古いカードです。マルセイユってフランスの町の名前じゃないですか。マルセイユ版は、17世紀半ばから18世紀初めにもともとフランスで使われていたタロットなんですよ。

マルセイユ・タロットは、現在は、当時のカードじゃなくて、当時のものをリプリントしたものが一般的に売られています。

もう一つはウェイト=スミス・タロットと呼ばれているタロットです。こちらは20世紀のはじめ、1909年にイギリスのロンドンで出版されたタロットです。この二つのタロットのどちらかをお勧めします。

ちなみにどんなタロットかは、あとで初めての人に絵をちょっと見せます。でもこの二つの名前を覚えておいていいと思います。

ウェイト=スミスは、ウェイト版、ライダー版と呼んだりしているので、人と話すときは、そっちのほうが通じるかもしれない。今日はある理由からウェイト=スミスタロットという長い名称で呼んでおきます。

なぜこの二種類をおすすめするのか?

さっき見せたさまざまなタロットがあるじゃないですか?そのデザインって、1からオリジナルで考えられたのではなくて、このマルセイユタロットか、ウェイトスミスタロットの、どちらかの絵をもとにして描かれてるんですよ。ないしはミックスです。

つまり、何百種類とある無数のタロットの基本の絵の元型となってるんですよ。だからこの二つのどちらかを学んだ後に、新しいなんか自分の見つけた絵の綺麗なタロットを勉強したいと思った時に、これをベースに新しいタロットに入っていくことができるんですよね。なのでこの2つがおすすめ。

「じゃあこっちの二つ、どっちやったらいいの?」っていうのは皆さん勝手にやれってところなんだけど、僕の助言をするなら、マルセイユの方が簡単です。

ウェイト=スミスタロットのほうがちょっと難しい、というかだいぶ難しいんです。マジでやるなら。これ言っても、一般的な日本のタロット教室って、マルセイユよりもウェイト=スミスを初心者向きで使ってるとこが多いんですよ。

マルセイユの方が簡単で、ウェイト=スミスのがちょっと難しいって言ったのは、タロットの歴史は今日お話しませんけど、一言だけ、別に覚えなくてもいいですよ。忘れてしまってもいい。

19世紀なかばくらいから、タロットにカバラという思想が組み込まれってたんですよ。マルセイユ版はさっき言ったように、18世紀初めくらいまでのカードなんです。マルセイユのカードは、カバラの思想が盛り込まれていないので、絵がシンプルなんですよ。

皆さんカバラという思想を知らない方は、何かわかんないくてもいいんです。今日は言葉だけインプットしておけばいいんです。

ウェイト=スミスタロットは、カバラという思想が盛り込まれたカードなので、マルセイユよりもデザインが複雑なんですよ。ウェイト=スミスのほうが。だから難しい。

そして時々講座でやってるんですけど、生命の木っていう図があるんですよ。その図を学んでから、このカードを学ぶと、とても深い意味が分かるんです。

だからおそらくね、間違いなく、タロットの入門として「ウェイト=スミスのカード使って一日でタロットを学べます」みたいな教室があったとしたら、ちなみに言っときますよ、そういう教室が悪いんじゃないですよ、行ってもいいと思いますよ、ただ一日では、ウェイト=スミスタロットの、カバラを元にした本来の意味はとうてい学べないんですよ。教えてる先生がダメというんじゃなくて、時間的に無理なんですよ。

さくっと日常の事をすぐ占いたいんだったら、マルセイユの方がスタンダードなタロットということで、僕個人的にはマルセイユがおすすめです。

ただ絵の好き嫌いがあるので、やっぱりウェイト=スミスが好きという方もあると思います。ちょっと違いをみていきましょうか。

例えば「愚者」と呼ばれているカードがあります。

タロットにはすべて基本的にこれ、大アルカナ22枚のカードは上に数字があって、下にタイトルが英語でついてます。ないしはフランス語、ドイツ語、各国のタイトルが載ってます。

不思議なことに、日本のカードだったら日本語でのせるべきなのに、日本語になってない。わかる、ここに漢字で「愚者」と書いてあるとイマイチ。外国の文字に対するあこがれってあるから。

ウェイト=スミスはカバラの影響を受けたカード、受けない前のマルセイユはこうです。ちょっとふたつ見てください。

右が古いカード、左がカバラの影響受けたカード、何が違うかぱっと見よく分からないし、ウェイト=スミスのがとりわけ複雑じゃないと思うかもしれないけど、よく見たらウェイト=スミスには上の方に白い太陽がありません?白い太陽だけじゃなくて崖の上みたいなところに立ってません?断崖のところに立ってません?

通常のカジュアルなタロット占い本だと、別にこれについて詳しい解説はなく、ただ「断崖のところに向かってるのでちょっと危険だけれども、冒険に出ようとする若者」みたいなさらっとした説明になってるんだけど、本当は、白い太陽も、この断崖の上にいるっていうことも、すべてカバラの思想を表現するために描かれたものなんですよ。

生命の木の一番上のケテルという場所を示唆する、ケテルの領域に近いということを示唆するものなんです。何の話かわからないかもしれないけど、皆さんここだけ、「なんかウェイト=スミスの絵ってカバラと呼ばれる思想が入っていて、通常カジュアルに説明されてるところも、実は深い意味があるらしい」と思っていただきたい。

今日いいたかったのは、カバラの思想がどれだけ含まれているかということではなくて、マルセイユのが簡単だということ。なのでどちらでもいいです。

僕が講座をやる場合、ウェイト版をやるときは、案内文にウェイト版と書いています。案内文に特に断りがないのは、だいたいマルセイユ版を説明することが多いです。

僕もう20年以上タロット教えてるんですけど、さすがに20年ぐらい教えていると、講座を聞いてくださってプロになってる人がけっこうな数いるんですよ。だいたいそういう方のパターンて、どっちも勉強する方が多いんだけど、本当にゼロから学ぶ方は、どちらかというとマルセイユを先に聞いて、その後でステップアップでウェイト=スミスを聴くっていうパターンの人の方が多いかもしれません。

片方だけやって十分プロになれるんですよ、別に。なろうと思えば。プロになろうなんて思ってない人も多いかも知れないけど、初めてでもプロになりたいと思って聞いてる人もいると思うので、今日はこのあともう少し説明します。

今日は20〜30分ぐらいで終わらすつもりだけど、もう20分経っちゃったじゃん、みたいなね。ここで終わったらさすがにつまんなかったと言われそうなので、もうちょっとだけ続けますね。

質問「マルセイユを選ぶなら、ウェイト版より簡単以外に選ぶ理由ありますか」うーん選ぶ理由ね、特にないかな。

昔のカードの方がユーモアがありますね。選ぶ理由にはならないけど、なんかね、シニカルです、マルセイユの方が。昔のカードって当時のフランスで作られたんですが、ある種の風刺画になってるんですよ。世相を風刺するみたいな。カードのメッセージの寓意を学んでいくと、くすっとするような、はっと思うようなのがあるんですよ。

ウェイト=スミスのがより真面目なメッセージかな。選ぶ理由にはならんけどね。

占い上のメッセージとして若干ちがうところもあるけど、基本は、細かい点を目をつぶれば似ているところが多いので、マルセイユから学んで、ウェイト=スミスに入っていくのは、そんなに難しくありません。

今のポイントは、何のカードを選べばいいかということで、この2つ、どちらかというとマルセイユのが簡単という話をしただけです。

あと、どこで学べばいいのかとよく聞かれます。

さっき言ったけど、いちばんいいのは僕の講座に来るのに決まってるじゃん。こうやってやってるわけだから。

でも話にも好みもあるし、zoomよりもリアルで先生のところに行って聴いたほうがいい、あるいはマンツーマンで習いたいとか。どこに行こうが、最初の基礎として知っておいたほうがいいっていうことを、今回目的としてるので、別にどこ行っていただいても構わないんです。

ただ、ここがいいとか悪いとかっていう基準っていうのは特にないんだけど、そうね、これも僕の個人的な話になるけど、なんだろう、例えがなんか微妙だけど、美容液ってなんか高い値段の方が効果ありそうに思って、高いほうを買っちゃうことってない?美容液じゃないけど、僕もなんかわかんないから高いほうが良いと思って買ったことあるな。

その基準は、あまり占い教室とかスピリチュアルなものとか、そういうもののセミナーには当てはめないほうがいいかもしれない。愛という名のもとに、背後に邪悪な人っているから。高い値段で儲けようとしてる人いるから。

当然ね、占いを仕事にして、商売として生活をしてる人も多いと思うので、別に稼ぐことには問題ないんですよ。お金をとって教えるのは問題ないんですよ。僕だってそうしてるから。だけど限度ってあるじゃないですか。

だから僕の個人的な助言ですけど、あまり高額なものはやめといたほうがいいんじゃないかなぁ、なんて。そこぐらいかな、どこで学んだらいいかは。

東京で受けられてる方だったら結構ね、東京の占いスクールけっこういっぱいあると思うし、地方は少ないかもしれないけどね。なのでよくよく吟味して、もし一回の体験みたいのがあったら体験とか受けてみて、それで合う合わないで判断した方がいいかもしれませんね。いきなりまとめて払うよりね、わからんけどね。

あとタロットスクールとか行きたい人でよく、タロットの資格が欲しいからって人もいるんだけど、確かに、資格っていうものがあった方が、なんか自分の性格的に安心できるというのもあるじゃないですか。

ただ最初に一つ言っておくと、公式のタロットの資格なんていうのは、そもそも存在しないんですよ。たとえば国認定みたいな、弁護士の資格みたいなのは存在しないんですよ。

一つ一つの団体が独自に作ってる資格はあるけど、それをとったら普遍的にどこでも就職できるような資格はない、各自が勝手に出しているローカルな資格しかない。まず初めての人は知っておいたほうがいいかもしれません。

だからといって、その資格がダメだと言ってるわけじゃありません。資格を与えてくれるスクールだったら、それなりのカリキュラムを用意してるかもしれないので、そういうところで資格をとってみるのもいいかもしれません。

ただ、資格も個人的な感覚かもしれません。僕と似たような性格だったら、なんか占いなんて怪しい、タロット占いなんてちょっと怪しいのがいいんだから。個人的な感想ね。

資格ということで言うと、僕なんか占いを社会的に認められるものにする野望ってなくて、この講座の目的はタロットファンを増やすことで、別に社会的地位をあげようという願望はないんですよ。

僕が最初にタロットを何か面白そうだなあと思ったときって、怪しいから好きになったんですよ。僕の世代って洋楽聴いてた世代なんですよ。子どもの頃に聴いてたロックミュージシャンが「アレイスター・クロウリーを尊敬する」と言ってて、クロウリーって誰かというと、トート・タロットていう有名なタロットを作ってる人なんですよ。むちゃくちゃ怪しいんですよ。その怪しさがかっこいいと思って。

僕が占いをやり始めた頃に、実際に知りあった占い師は、今なんかよりぜんぜん違う怪しい人ばっかり。今は健全な人増えたけど、昔は、幸月シモンさんって僕の師匠の一人なんですが、もう社会人として終わってる人ですもん。disってるわけじゃないですよ、愛を持って言ってるわけですからね、今でも仲いいわけですから。

そんな人でも占い師やれるんだと思って、そんな世界だから自分でもやれるんじゃないか、なんかこう自由になりたいんですよ。社会の枠に縛られないで。

よくタロットって、ジプシーが伝えてたみたいなイメージあるじゃないですか。あれは神話で、ほんとはジプシーが伝えてたわけじゃないんですよ。でもこの神話には、ある種のリアリティを感じるんですよ。定住せずに自由にあちらこちら行くというジプシーがタロットを伝えてきたっていうのは、何と言うか僕のスピリットにふっとくるんですよ。その生き方が自分のアイデンティティみたいなものに重なり合うものがあります。

現に、先ほど見せた「愚者」のカードって、まさにそうなんですよ。社会に一切属さない、階級に属さないふらふらしている人のイメージなんですよ。これが僕のタロットを学んでみようと思った、タロットの旅に出ようと思った衝動、元型的なアーキタイプを表しています。

この感覚にマッチする方だったら、資格にこだわる必要ないかもしれない。でも資格をとるのがダメだと言ってるわけじゃない。とってもいいんですよ。でも必ずしも資格にこだわる必要ないということです。

別の講座のときだったら、僕の持っている珍しいコレクション見せてもいいんだけど、今そんなことやってたら、時間がなくなるから、あと数分だけやります。

最後どうしようかな。皆さんが何を聴きたいかわからないけど、満足してくれたかどうかわからないけど、もう一つ言うと、おすすめ本は自分の本「完全マスタータロット占術大全」という本で、これは僕が書いた2冊目の本です。

一冊目は占いの本でなく歴史の本(タロット大全―歴史から図像まで)で、「完全マスタータロット占術大全」は初めて書いた占いの本です。翻訳本をまだ手掛ける前の段階です。結構分厚くて、そこそこの値段もするから、難しいのかなと思うかもしれないけど、これね、読んだことがある人に必ず言われる、僕の本の中でいちばん読みやすいと言われる、「これは読めた」っていいます。まったく初心者の人のために書いてます。

しかも自分でいいなと思う理由があるんですよ。限りなく偏りがない視点で書こうと思ったんですよ。僕がタロットの講座をやるときに、どんなに公平中立な立場に立とうと思っても、自分の考えとか自分の思いっていうのを入れるじゃないですか、多少は。たぶん他の人よりもそれは少ないかもしれないけど、僕が良いと思うことは言います。でもこの本は僕が良いと思うことは一切関係ないんですよ。

内容を見ていただくと分かるけど、僕の個人的な意見というのは、ほとんど最後のほうにちょっと出てるだけで、ほとんどがイギリスやアメリカの英語圏での人が、今どういうタロット占いをやってるかっていうことをまとめた本なんですよ。分かります?

だから、なんでこの本をおすすめするかというと、偏りなく一般的に、日本というローカルな地域にとらわれずに、イギリスやアメリカというタロットのいわば先進国に目を向けたときに、その現場の人達がどうやってやってるかを書いたものなんです。

実際にほとんどの内容がすべて「この本にこう書いてある」「この著者はこう言っています」とか、全部引用元もつけています。なのでフラットなスタンスで入れます。

この本からタロットの一般的なスタンダートなものをみて、この本をベースにして、そこから独自に自分のタロットを作っていけばいいんです。さっきも言ったように、タロットは自由にやっていんですよ。本当に正しい意味とか、正しい占いとかなんてないから。なのでこの本をまずはお勧めします。今日はコメント多くて嬉しいな。

質問「ウェイトの書いてる本の名前は?」。ウェイトの本って Key to the Tarotって本、一冊しかないんですよ。なのでウェイトの本だったらそれですね。

最後、締めの話はこうです。初心のころを忘れずに今日はやろうと思いました。僕が始めたばっかりの頃の方法の一つを最後に紹介します。

これが万人にあてはまるかはわからないけど、それはカードの絵を見るじゃないですか、絵を見るのが基本です。カードの絵を見たときに、解説書あるじゃないですか。僕の本に限らず、皆さんいろんな本を読んだほうがいいですよ、その解説書を見て、なんかカードの意味はこうだとか書いてあるじゃないですか。

僕が最初、勉強の入り口って何だったかというと、絵と意味を比較するんですよ。一般的には、書いてある意味をただ暗記しようとする人が多いみたいなんですよ。

僕がやったのは、意味を暗記するんじゃなくて、なんでこの絵なのにこういう意味があるのかなっていうことを考えたんですよ。そうするとそう書いてある意味の中に、絵に結びつく意味もあるけど、全然どう見ても絵に結びつかない意味もあるんですよ。

そうするとまずは、この絵に結びつかない意味、結びつく意味、このカードの本当のところは何を意味してるんだろうっていう疑問が、次のステップへ進ませたんですよ。なのでまずは何の学びにもならないかもしれないけど、絵に見慣れることが大事です。

ただ絵だけ見ていても何のことやらわからないので、お手持ちの本を見て、書いてある本の内容、別に100%信じちゃだめですよ、別に書いてある意味が絶対正しいなんてないわけだから。実は明日言うけど、このカードの元々の本当の意味なんてないんですよ。なぜかっていうのは明日お話します。

だけど今日伝わっている意味があるじゃないですか。その意味と見比べてみてください。それでどうしても合わない、なんでだろう?っていうところからタロットの学びが始まります。僕はそうやってやりました。

じゃあこのカードの絵ってなんだろう、そうしたら絵をじっくり見ることになるじゃないですか。明日は絵を見るっていうことが一体何なのかを話します。

最後にこれだけ見せよう。

今日見せたタロットのウェイト=スミス、みんなが好きなこのカードを描いた画家の顔を見せましょう。この人です。この女性が絵を描きました。この本は、パメラ・コールマン・スミスというこの絵を描いた人のことだけを書いた本なんですよ。タロットのことじゃなくて。

これは翻訳は残念ながら出てないんだけど、すごく楽しい本です。中を見ると、彼女はタロットだけを描いたんじゃなくて画家だから、彼女の作品集のようになってます。なので見てるだけでもとても楽しい本です。

カードの絵を描いた人と、もうひとりデザインを考案した人がいます。デザインを考案した人はこの人です。アーサー・エドワード・ウェイトという男性です。この人は作家で詩人、この男性が絵の基本を考えて、女性が描いたということ。

こういった話は本格講座の方で、この人達のバイオグラフィー的なことを説明したりしてやってます。

ということで、今日はこんな所でいいかな。皆さんありがとうございました。また明日会える方はお会いしましょう。

その他の伊泉龍一先生の無料ライブ配信の書き起こし

タロットを学んでいる最中だけど、もっともっとリーディングを自由にできるようになりたい人のために2020/6/4

タロットのリーディングをもっと深めてみたい人のために2020/6/15

タロットの「ウェイト版」を習い始めようと思っている人のために2020/6/16

カテゴリー: オンライン, タロット タグ: 伊泉龍一, マルセイユ・タロット, タロット講座, ウェイト版, 初心者向け, オンラインセミナー, ウェイト=スミス・タロット

レポ★タロットを学んでいる最中だけど、もっともっとリーディングを自由にできるようになりたい人のために2020/6/4オンライン

2020年6月6日 by thelema コメントする

無料ライブ配信2回目は、「タロットを学んでいるけど、なかなかうまくリーディングできない」という方のための講座でした。

伊泉龍一先生無料タロット講座

案内文にこうありました。

  • 本や教室によってカードの「意味」が違うけど、どれを信じればいいの?
  • カードの「意味」をある程度勉強したけど、実際の質問に合わせて「解釈」がうまくできないときがある。

その答えとして、伊泉先生がタロットを学び始めたときにどうしたか、そして今にいたる、ご自身がいいと思ってるやり方をご紹介いただきました。

  • キーワードを暗記しない
  • タロットの核心は物語を語るということ

例えとして、占星術の「ハウス」が出ました。占星術の勉強をしたことがある人なら、そうそう!って思ったんじゃないかしら。講座でも、ハウスの回より、12星座の回のほうがもりあがります。

占星術がはじめての方には不思議な話だったでしょうか、一般的な現代占星術と、もうひとつ、一般的じゃない伝統的占星術も出てきましたから。そういうものがあると思っていただけばよろしいかと(ご興味があれば→伝統的占星術のハウスと心理占星術のハウス)

占星術はよくわからなくても、8ハウスの物語は伝わってるかなーと思いますが

「何かを深く学ぶと、自分自身も変化していく」「タロットの世界観を理解し、生き方自体も変わっていく」すてきだなと思いました(個人の感想です)

続いていよいよリーディングの方法へ。ポイントは

  • 絵を見る
  • 想像する
  • 直観⇔暗記
  • 直感、感性

実際に、いくつかのカードを使って、皆さん一緒にやってみました。いかがでしたでしょうか?

最後に、伊泉先生おすすめの本、昨日に続いてもう一冊。

レイチェル・ポラックさん著、タロット本のロングセラー「タロットの書 叡智の78の段階」

ご参加74名様でした。皆さま、ありがとうございました!

先生のご厚意で、この講座の文字起こししたものをアップします。無料なのに、あとからも読めるなんて、ありがたいですよね(録画は公開しません)

正直いうと、、動画の編集より文字起こしのが大変でした。私もめっちゃがんばったの…ほめて…


あと宣伝です。タロットの勉強を始めたい、学びなおしたい方にぴったりの講座ですよ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: online_kisotarot-1024x537.jpg

基礎からしっかり学べるタロット

1回目5/23「マジシャン」「皇帝」「戦車」「正義」
2回目6/10「教皇」「女教皇」「女帝」「恋人たち」「隠者」
3回目6/27,4回目7/11,5回目7/25は内容未定

zoomでリアルタイムの受講、後日に動画配信で受講、どちらもOKです
1回3時間ずつ
受講料1回¥9,000

カテゴリー: オンライン, タロット タグ: 伊泉龍一, タロット講座, タロット・リーディング, 初心者向け

初心者さま向き★新規タロット講座7/30名古屋

2019年6月4日 by thelema コメントする

タロットがすき、自分でも占えたらなー、これから始めてみようかなーな皆さま。

ちょっと習ってみたけど、うまくできないなーという皆さま。

はじめて〜習いはじめの人にぴったりな講座、来月あります!

伊泉先生が初めての人向けに特別に開いてくださるクラスです。お見逃しなく。

【一回で学べる】初心者からのタロット・リーディング(全1回)

伊泉先生からの案内文です。

まったくの初心者でも一回でタロット占いの極意が学べます。大アルカナ22枚のカードを使って、絵を直に感じながら占いの答えを見つけていく方法を、誰にでもわかるように丁寧に解説していきます。

次のような方は、ぜひご参加ください。きっとタロットの面白さを再発見できるはずです。

  • タロットがまったく初めての人で、どうやって学べはいいかわからない人
  • 子供の頃からタロットが好きで、これから少し本格的に学んでみたいと思っている人
  • カードの意味を覚えるのが苦手な人
  • カードの意味をひと通り覚えたけどうまく解釈できないことがある人
  • 質問を具体的に聞かないとカードをうまく解釈できない人
  • もっと直感的にカードをリーディングしてみたい人
  • カードの解釈がワンパターンになってしまっていると感じている人
  • カードのメッセージをもっと深めてみたいと思っている人
  • イギリスやアメリカでのタロット占いのやり方にも興味がある人

講 師: 伊泉龍一先生

日 程: 2019/7/30(火)

時 間: 午後1~3時(2時間)

場 所: パティオ伏見 地図 地下鉄伏見駅5番出口から徒歩5分

受講料: ¥6,500、PayPalか銀行振込で7/20までに前払いをお願いします。当日現金払いは¥7,000いただきます。

持ち物: タロットカード、筆記用具、ノート

★当校はじめての方は、伊泉先生の講座の受講経験、タロットのお勉強経験を備考欄にお書きください(さしつかえない範囲で結構です)。講座運営の参考にさせていただきます。

キャンセルポリシー
3日前~前日のキャンセルは受講料の50%、当日キャンセルは受講料100%いただきます(キャンセルでの返金は、振込手数料/PayPal手数料を差し引かせていただきます)

カテゴリー: タロット, 名古屋教室 タグ: 伊泉龍一, タロット占い, タロット講座, タロットリーディング, 横浜, 初心者向け

人気の投稿

  • マルセイユ・タロットの小アルカナ、どう読むの??
    マルセイユ・タロットの小アルカナ、どう読むの??
  • 3/5伊泉龍一先生の神話で本格的に学ぶ現代占星術は「月」後半から(水星へ)
    3/5伊泉龍一先生の神話で本格的に学ぶ現代占星術は「月」後半から(水星へ)
  • こちらはマルセイユ版の小アルカナ講座です
    こちらはマルセイユ版の小アルカナ講座です
  • 数秘術にご興味ある方には、マルセイユの小アルカナ講座もおすすめです
    数秘術にご興味ある方には、マルセイユの小アルカナ講座もおすすめです
  • 6/12ルノルマン・カード占い、1日で学べます
    6/12ルノルマン・カード占い、1日で学べます

カテゴリー

受付係が書いてます

  • thelema
  • Twitter
  • Instagram
友だち追加

伊泉龍一先生オフィシャルサイト

にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ

Copyright © 2021 占いゼミ・テレーマ.

Omega WordPress Theme by ThemeHall