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スピリチュアリズム講座の第二弾

「チャネリング」の原点を振り返る―フォックス姉妹からテーブル・ターニングへ(全1回)

伊泉龍一先生

2018/6/10に名古屋で開催

◆講座案内文

この世を超えた世界。あるいは通常の5感を超えた世界。物質世界とは異なるという意味で霊的世界とも呼ばれる領域。過去にも現在にも、ごく普通の人にとっては不可知としかいいようがないその領域へと到達する、あるいはつながることのできると称される人々が存在します。実際、世界中のどの文化の中でも、この世を超えた世界となんらかの形で接触したとされる人々の存在が語られ続けてきたことは事実です。今日においては、一般的にミディアム、クレアヴォイヤン、サイキック、チャネラーなどと呼ばれる人々です。本講座では、現代の様々な「スピリチュアル」な思想や実践の源流を過去へと遡り、その意味を改めて問い直してみたいと思います。

今回はスピリチュアリズム史の中で最も有名な出来事の一つである19世紀半ばに始まったフォックス家の姉妹による霊との交信について、当時の一次資料となる記録を基に紹介していきます。また、それがどのようにして大衆を巻き込むムーヴメントへと成長していったか、そのプロセスも追っていきます。さらにフォックス姉妹が最初のきっかけとなり、様々な能力を持ったミディアムたちが登場し、ムーヴメントがアメリカからイギリスへと移っていく状況についても見ていきます。当時の交霊会の状況を振り返りながら、当時スピリチュアリズムがどのように受け入れられ、人々にとってどのような意味を持っていたかを見ていきます。

*本講座は目に見えない世界の存在を信じるか否かという形で問題に迫るのではなく、「霊の文化史」とも言うべき視点から「スピリチュアル」な領域へとアプローチしていきます。ですので、肯定的な立場であれ否定的な立場であれ、どちらの方でも興味深く聞いていただける内容になると思います。あえて自らの信条からいったん離れながら、形而上的な世界へと関心を持った過去の人々が織りなした歴史へと目を向けることで、現代のわたしたちにとっても、学ぶべき多くのものが見つけられるのではないかと思っています。

◆レポート

スピリチュアリズム講座第二弾レポート2018.6.10

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