ウェイト版

「恋人たち」はウェイト版よりトートのがうまく出来てるんですって。とはいえウェイトもやる気を見せたというカードです。伝統的なカードの絵を一新！楽園のアダムとイブ。キリスト教のものを描いておきながらむしろそれをひっくり返そうとするもの。そう聴いてからは、「いい子ちゃんでいいの？」ってカードがささやいてくるようにみえます。

今回は「司祭」、カトリックのシンボルがいっぱい描かれています。ウェイトは、こう描いておきながらカトリックの教えを表現してるんじゃないのがおもしろいですね。オーソドックスな宗教の教えじゃないならば、このカードは何を意味してるのか？を生命の木から解説していただきました。

「皇帝」は生命の木のコクマーとティファレトを結ぶパスに対応してます。このティファレトから深淵の上に伸びるパスは、他に2本あります。1つは前にやった「女司祭」、もう1つはビナーと結ばれる「恋人」のパス。今回はこの3本のパスに共通する「実存」ということからお話いただきました。