スピリチュアリズム講座第四回レポ(名古屋)2018/9/9

伊泉龍一先生それは本物の霊現象だったのか?―ウィリアム・クルックスによるダニエル・ダングラス・ヒュームの実験からダーウィン家の交霊会まで

ミディアムが引き起こす現象を、科学がどう検証していったか?という回。

ご参加の皆さまには、ありがとうございました。

スピリチュアリズム1回目でも出てきたメスメリズム。

今あるエネルギーワークやヒーリングメソッドの原点でもあり、プラシーボ効果やホリスティックな心身医学の第一歩でもあり、やがてヒプノティズムやシックスセンスの開発にもつながっていったということですが、

1830~40年代、イギリス、アメリカに伝わると、人々にどんな反応を引き起こしたのか、を追いました。

フランスで行列をうんだ治療法メスメリズム。今の感覚からすると、正統西洋医学からはほど遠いですが、意外にも、医学界で真面目に研究されたんですね。

当時の医療は民間療法に毛が生えたようなレベルだったと聞けば、メスメリズムこそが革新的な治療法なんじゃないの??と、注目した人たちがいたのもわかります。

病気治療ではなく、催眠ショー的なものを見せるメスメリストの登場で、一般人に(子どもたちにまで)メスメリズムごっこ?が流行った、というのもおもしろく思いました。誰でも真似できるのか!?

それだけブームになると、いったいどうなってるの?なんでそんな現象が起きるの?理由を解き明かしたくなるのも必然でしょうか。

科学者たちもいろんな方法で理由付けをしようとしたんですね。その中でも、ジェイムス・ブレイド、マイケル・ファラデーの検証結果は興味を惹かれました。そう言われたらそうだよなと思うけど、はじめにそれを見つけるのはすごいこと。

ヒプノティズム(催眠)、メンタリズム、マッスル・リーディング、オーラなど、気になるワードがいっぱい出てきたところで終了となりました。

わーん、続きが気になるーー

皆さん、同じように感じてくださったのか、多くの方に、続編のご要望をいただきました。

今、いつとは申し上げられないのですが、仕切り直して、来年の再開を目指します。またできる際には、どうぞよろしくお願いいたします。

スピリチュアリズム講座は、当教室初の占いが一切でてこないもの。定番の占い講座に比べたら、やはり集まりは少なかったのですが、来てくださった方からはご好評いただき、うれしく思いました。

西洋の歴史、文化、思想、精神世界に関心がある方、ヒーリングをしている方、なんかわかんないけど試しに来てみたらおもしろくてという方…いろんな角度から興味をもってくださったんだなと知りました。

同時に、こういう講座があると知ってたら、受けたい方はもっといるんじゃないかと思うんです。どうやって知ってもらうかが課題ですね。

5月からのスピリチュアリズム講座の1~4回、まとめはこちら

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