前回の動画後半で、ミディアムじゃない普通の人々が霊と交信し始めたというのが紹介されました。

今回は普通の人たちがどうやって交霊会をしていたか、具体的な様子を紹介しています。
交霊会にはマニュアルがあった
「霊と交信したい」——でも、フォックス姉妹みたいな特別な霊能者ではない。そんな普通の人たちが「じゃあ自分たちでやってみよう!」と集まり始めた。
で、そんな普通の人たちがどうやって交霊会を進めていたのか。実は当時の記録を読むと、かなり具体的な「手順書」のようなものがあったんです。
まず「場」を整える
交霊会の基本は、外の騒がしさを遮断した静かな部屋。しかも明るい部屋じゃなくて、薄暗い部屋が選ばれました。なんとなく雰囲気わかりますよね。そして参加者はテーブルを囲んで座り、テーブルに手を置くか、隣の人と小指をそっと触れ合わせる。しかも席順には決まりがあって、男女が必ず交互になるように座ったそうです。

7つのガイドライン
1851年の「スピリット・メッセンジャー」誌には、サークルを作るための7つの指示が掲載されていました。ざっくりまとめるとこんな感じです。
- 真剣に真実を探求したい人だけ招待すること
- 疑り深い人や最初から信じていない人は入れないこと(「条件が整わないと交信は成立しない」という理屈)
- アルファベットを読み上げる係を一人決めておくこと(霊が音で「C!」と反応することで名前が綴れる仕組み)
- ミーティングは歌で始まり、歌で終えること
- ミディアムがいない場合も「調和的な感情」を保つこと
- 口論や敵意は厳禁、キリストの善行を手本に
- 全員が明るく幸せに生きるよう努めること。
…なんか、ちょっと宗教っぽいですよね。伊泉先生も講義の中で「これ、宗教的な儀式に近くなってますよね」とおっしゃっていましたが、まさにそんな感じです。
聖歌まで出版されていた
さらに驚くのは、1855年には交霊会専用の聖歌集まで出版されていたこと。「聖なる父よ、私たちを穏やかに祝福してくださいますように」という歌詞はキリスト教の讃美歌そのものですが、この時代のスピリチュアリズムはまだキリスト教の世界観から大きく外れてはいなかったんですね。
霊を呼ぶのは「電気」だった
ちょっと面白いのが、当時の人々が霊現象を「電気と磁気」で説明していたこと。霊界から電気のようなエネルギーが送られてきて、ミディアムの体を通してテーブルが動く——これが当時の「科学的」な解釈でした。
そして男性は「プラス極」、女性は「マイナス極」に見立てられ、マイナス(受信側)にあたるミディアムには女性が向いているとされていきます。
この「なぜ女性がミディアムに向いているとされたのか」という興味深い問いは、次回に続きます。
次々回からは、信じられないような現象を起こしたミディアムたちの話も始まるとのこと。ますます目が離せません!
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