2日連続講座、1日目はタロット誕生にまつわるミステリー
2日目は、17世紀フランスに伝わってから20世紀までのタロット
今日のポイント
- エテイヤ
- エリファス・レヴィ
- ゴールデン・ドーン
- イーデン・グレイ
17世紀フランスではタロットが一般の人々にまで広がりました。木版画で大量生産できるようになったから。
ここで現在のタロットの基本形ができたということ。大アルカナは22枚が定番になった。でも絵は雑な扱いだったみたい。
この頃はゲームとして盛んだったから絵にこだわりはなく、元絵の見間違いからアイテムが変わったりしたくらいで、絵の意味は気にとめられなかったみたい。
18世紀にゲームとしてのタロットが廃れてから、占いに使われ出す。その立役者がエテイヤさん。

今の占いビジネス、スクール、メール鑑定、オリジナルカード販売などなどを最初に始めた人!商売上手な水星的(ヘルメス的な)人だなって思います。
次にくるのがエリファス・レヴィ。はじめはエテイヤの本で学んでたそうですが、やがて物足りなくなったんですね。彼がカバラとタロットを結びつけたのが現代のタロットへつながる転換点。
下の動画も合わせてごらんください。
エリファス・レヴィの生涯もエキサイティングです。社会主義者からオカルティストへ。『タロット大全: 歴史から図像まで』でぜひお読みください。
レヴィの青年期、フランス革命、産業革命で世界が変わっていく中、社会主義と神秘主義が入り混じったユートピア思想があった。これってアメリカで生まれたスピリチュアリズムと似てるなと思いました。60年代アメリカで社会改革を目指したカウンターカルチャーの民にも似てます。
スピリチュアリズムのほうは下の動画もご参考にどうぞ。
19世紀末、エリファス・レヴィの考えがイギリスに渡り、おなじみのゴールデン・ドーンでカバラ・タロットが教えられ、ウェイト版も誕生。今やこっちがメジャーですね。
もしレヴィ直系のが廃れずに普及していたら、今メジャーなタロットはポップなウェイト版じゃなく、ギュスターブ・モローが描くような幻想的な絵だったのだろうか?シュルレアリストがオートマティック・ライテングで描く不思議な絵だっただろうか?と想像してしまいます。だったら、より私好み。
あるいは薔薇十字団に属していたオズワルド・ウィルトのタロットが使われてたのかなぁ。

オズワルド・ウィルトのタロット
ともあれ、私たちが今教えていただいている生命の木とタロットは、イギリスの魔術結社ゴールデン・ドーンの体系。
だからといって魔術がやりたいわけじゃない、占いがやりたいのよって人にとってよかったのは、60年代アメリカでイーデン・グレイが書いた本。カバラや魔術はおいといて、一般の人が読みやすいのを書いてくれた。
また「ネガティブな予言で終わっちゃだめ、絶対」て考え方もいいですよね。以下の動画でもイーデン・グレイのことを紹介しています。
ポジティブ・シンキングや引き寄せの法則、そのもとのニューソートは確か数秘術の人たちにも受け継がれたはず。
思えば昔は、タロットやスピの界隈でも、社会を良くしたいと思って活動する方があったんですね。今はもっと個人的な使い方というか個人の利益のために使う方向でしょうか。
貴族の遊びから庶民のゲーム、魔術、占い…と移り変わってきたタロットの歴史をきいて、また、伊泉先生がタロットと関わりをもった経緯や、その後の本を書いて講座やって今に至る個人史的なこともお聞きして、「私たちはタロットを何のために使うのか」、考えちゃいました。

『タロット大全: 歴史から図像まで』
伊泉龍一(著)
ご参加の皆さまはいかがでしたか?「めちゃめちゃおもしろかった!」と言ってくださる方もあります。開催できてよかったです。
続編として、20世紀後半の「水瓶座時代のタロット」もやっていただきたい!交渉しますね
この講座のアーカイブございます
タイミングが合わず、ご受講いただけなかった方にも、録画で受けていただくことはできます

タロットの絵のミステリーを解く:その起源と象徴の謎に迫る
講師:伊泉龍一先生
受講料¥9,900



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