GW前半、いちおう平日の金曜?ご参加の皆さまにはありがとうございます。
2日連続講座の1日目は、タロット誕生にまつわるミステリーです。
タロットの起源については、かつて「古代エジプトから」「ジブシーや魔女が使ってた」などの説がありました。
伊泉先生の著書『タロット大全: 歴史から図像まで』や鏡リュウジ先生の『タロットこころの図像学』により、実は15世紀のイタリアが起源だというのが広まってきた(きつつある?)ようです。

『タロット大全: 歴史から図像まで』
伊泉龍一(著)
芸術家のパトロンになってるような裕福な家が、一枚一枚手書きで描かせたというのが最も初期のタロット。
結婚記念に作られたりもしたんですかね。下の「恋人」カードに描かれている男性は、ミラノ公フランチェスコ・スフォルツァ本人という説もある(『タロット大全: 歴史から図像まで』364ページ)

フランチェスコ・スフォルツァは『タロット大全』358ページからたびたび登場してますが、なんと彼の像が名古屋にあります。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、ミラノ領主ロドヴィコ・スフォルツァから、世界最大のフランチェスコ・スフォルツァ将軍(ロドヴィコの父)の騎馬像製作を命ぜられました。1493年に馬の部分の粘土像を完成させたものの、戦争のためブロンズによる製作は中止され、粘土像も破壊されてしまいました。
名古屋市の市制100周年を記念して1989年に開催された世界デザイン博覧会に出展するため、この幻の騎馬像の再建が図られました。強化プラスチックで仕上げられた高さ8.3m、幅3.6m、全長8.8mの巨大な白い騎馬像は、今も名古屋国際会議場の中庭に面して立っています。
名古屋市熱田区公式サイトより
彼の息子の時代にはルネサンスの巨匠がいた。そして絵の元には詩や徳目があった。文化が花開いていたイタリアで、教養豊かな人々が使っていたタロットが、

やがて庶民の遊びに使われてくとは。そしてゲームをおもしろくするためにカードが追加されていった。
初期タロットには「悪魔」「塔」「星」「月」「太陽」がなかったというのは、別講座でもお話ありました↓今回の講座は歴史ですが、図像の変遷に興味がある方には下の講座もおすすめです。

「星」といえば、占い本に「希望」と書かれていたりします。だけど、昔は「希望」のカードは別にあったのでした。

ヴィスコンティ家・スフォルツァ家のミラノだけじゃなく、同じイタリアで他のタロットもあったんですね。ミンキアーテはフィレンツェのもの。
占星術の歴史でも、12星座の意味を作った人は複数いて、今に残ったのがアラン・レオのものだけど、もし別の人の考えが生き残っていたら、星座の性格は今と全く違うものでした。
タロットも、ミラノのじゃなくフィレンツェのがフランスに渡っていたら?もっと枚数も多いし、今とは違っていましたね。たまたま残ったタロットにたまたま出会ってる、おもしろ。
昔私が買ったMinchiate Florentine Tarotは、今Amazonをみたら取り扱いがなくなっていて、中古?4万円?恐ろしい値段になってました。
↓の商品は7,000円弱みたい。

Minchiate Fiorentine Tarot
今夜の2回目は、タロットがイタリアからフランスに伝わって、大量印刷されてゲームに使われるところから、占いにいつから使われ出した?とかカバラとのつながりまでいくようです。
最後に澁澤龍彦のアクスタ貼っときます。バックの本『黒魔術の手帖』にタロットの話あります。

講座のアーカイブございます
タイミングが合わず、ご受講いただけなかった方にも、録画で受けていただくことはできます

タロットの絵のミステリーを解く:その起源と象徴の謎に迫る
講師:伊泉龍一先生
受講料¥9,900



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