前回のラスト「力」のカードを少しふり返り、節制、星、吊るされた男、悪魔、月の5枚でした。
大アルカナ後半は、不可能に向き合い、変わっていかざるを得ない流れ。失ったものを嘆くでもなく、何が何でも取り戻そうとするのでもなく、「今ここ」での幸せを見つけていくヒントになるカードたちのように思います。
「節制」はディカプリオの例えがすっと入ってきました（私は）。
かわいい子役、美少年だった彼はもういない。でも今の彼に魅力がないか？というとそんなことはなく、加齢とともに重みやクセをまとい、今は今の輝きを放っている。
といって、まったく別人のようになってもいない。繊細さや甘い雰囲気は残したまま、重厚感もミックスされていった…まったくお見事な脱皮ですよね。
「星」のカードは手に持つ水を流してる。じゃーーー。そして裸。服さえ脱ぎ去ってる。それでも彼女の上で、天の星は永遠に輝いている…
絵のまんま、素直に受け止められるカードじゃないですか？（個人的に好きなカードだからかな）
「吊るされた男」から次の「悪魔」へは、きっつい時間でした。例にあがった架空の女子が悲惨で、なんで？途中でどうにかできなかったの？つらい…みたいな気持ちになってしまった…
そして、この人とは違う形でも誰だって「枠」は持ってるんだから、こうなる可能性があるんだと、忘れないようにしないと。
「悪魔」になると、わかっちゃいるけどやめられない域に入ってく。理屈は通じない、頭で気持ちは変えられない。より強い感じ。
ここでの話は、占い現場でなくても、身近な人からの相談事でもあることじゃないです？何を言っても「でも」が返ってくるとき、「悪魔」カードの話を思い出そうと思います。
ラストは「月」、「わからない」不安を通ったさきに「太陽」が待ってる。大アルカナ、順番がよくできてるなぁと思うところです。
大アルカナは次回がラスト、残ってるカードは死、塔、太陽、審判、世界、愚者、運命の輪（順不同）あと7枚です。
12/9だけでも受けていただけますよー。
◆マルセイユ・タロット大アルカナ集中講座（全4回）
4回目：12/9（月）
時間：12：30〜4：30（4時間）
講師：伊泉龍一先生
会場：名古屋栄エリア
受講料：1回￥12500（前払い）当日現金払いは1回￥13000
1回目（10/7）：奇術師、皇帝、戦車、正義、教皇。1回目のレポート
2回目（11/11）：隠者、恋人、女帝、女教皇、力。2回めのレポート
3回目（11/25）：節制、星、吊るされた男、悪魔、月
★大アルカナが終わったら、小アルカナ編＆リーディング編に続きます。日程は下記です。皆さまぜひマルセイユ版コンプリートしてください！
◆タロット集中講座―小アルカナ編（全2回）
1/20（月）2/17（月）1〜5時
講師：伊泉龍一先生
会場：名古屋、栄エリア
受講料：1回￥12500、2回分￥24,000（前払い）
マルセイユ版タロットの小アルカナ講座です。1〜10の数と4つの元素（火・水・空気・土）の象徴的な意味から、数カードとコート・カード（キング・クイーン・ナイト・ネイブ）を学べます。
◆タロット・リーディングの極意（全1回）
3/16（月）1〜5時
講師：伊泉龍一先生
会場：名古屋、栄エリア
受講料：￥12500（前払い）小アルカナ講座と一括払いで割引あります
マルセイユ版タロット78枚フルデッキでの占い方講座です。マルセイユ版の大アルカナ・小アルカナをご存知の方向きです（一枚一枚のカード解説はありません）。
コメント