Class

1回で分かる西洋占星術の「相性」の見方(全1回)

伊泉龍一先生

2015/7/14に名古屋で開催

◆講座案内

西洋占星術では、人間関係における「相性」をどのように見ているのでしょうか? 今回の講座では単なる「12星座占い」ではなく、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星といった複数の天体を用いて、相性を分析していく本格的な方法を分かりやすく紹介します。セミナー中は、参加者全員が自分のホロスコープをもとに、気になる人との相性を見ていくこともできます。西洋占星術がまったく初めての方でも分かるように解説していきますので、少し興味がある程度の方でも受講可能です。セミナー終了後には、西洋占星術の基礎が身についているはずです。また、すでに占星術にある程度親しんでいる方でも、「相性」を見ていくために必要となる西洋占星術の基本的な原理から解説していきますので、改めて占星術における「相性」の意味を見直してみる機会となるでしょう。

◆レポート

まず最初に、西洋占星術には「現代占星術」と「伝統的占星術」の二つがあるというお話から。今、西洋占星術といえば「現代占星術」で、鏡リュウジさ ん、石井ゆかりさん、松村潔さんほか、日本語で読める本は、現代占星術のものしかありません。でも実は「現代占星術」が主流になったのは20世紀以降のごく短い期間で、古代ギリシャから2000年も続いてきたのは「伝統的占星術」なんです!

今回はまず、前半の1時間で、一般的に行われている現代占星術での相性の見方を、後半で伝統的占星術の読み方をダイジェスト版で教わりました。占星術初めての方も、この説明で全体像がつかめたんじゃないでしょうか?先月まで基礎から学べる西洋占星術―ルミナリーズと惑星で「性格」を知るを受講されていた方々には、おさらいにもなったかと思います。

現代占星術と伝統的占星術、相性の見方を比べて見ると、現代のやり方のほうが、手順自体はシンプル。ただ、どこをどう読んでいくか?にルールがなく、読む人まかせだから、読む人次第で、どうにでも答えが変わってしまいます。一方、伝統的占星術は、覚える手順とルールは多いですが、手順どおりに進めれば、誰が読んでも同じ答えを出せるんですね。 曖昧でもふんわりとした語りが心地よい人には現代、身も蓋もないきびしい表現もあるけど、すっきりバシッと答えを求めたければ伝統が、好まれるでしょうね。

今回は、いちばん簡単な相性の見方を教わりましたが、もうちょっと総合的にみたい場合は、さらなるお勉強が必要になります。「ハウス」(人生の12のテーマを表すもの)だったり、アスペクトだったり。知識が増えれば、ホロスコープから読み取れることが増えていきます。占星術は積み上げ方式ですので、時間をかけて学んでいく感じです。

1回でわかる「相性」の見方レポート

◆関連講座

基礎から学べる西洋占星術――伝統的な未来予測法(プロフェクション)を学ぶ

基礎から学べる西洋占星術―ルミナリーズと惑星で「性格」を知る(全3回)

西洋占星術入門―「ハウス」の考え方とホロスコープの解釈の手順を学ぶ(全4回)

西洋占星術で自分の強みを知る―ディスポジターツリーとエッセンシャル・ディグニティ (全2回)

西洋占星術で運命のパターンを見る――アスペクトを学ぶ (全4回)