暇と退屈の倫理学

先月、話のはずみで、この本をご紹介することがありました。

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

そしたら早速、読んで感想をくれた人があり、「あぁ、そんな風に読んでくれたんだー」とうれしく思いました。

ご紹介しておきながら、何年も前に読んだ本、記憶があやふやです。再読してみたら、いろいろ思うことがありました。

 

人間とはみじめなものです。何もせずにいられないのだから(パスカル)

「なんとなく退屈だ」って気分に襲われることありますか?

私はあります。それに追い立てられて、何かやらなきゃ、えいっ!と。決めたことに一直線に向かってるときはしあわせです。熱中してれば、余計なことを考えなくて済むから。

でも、それが「仕事」になると、あるとき苦しくなってくるんですよ。気晴らしのはずだったのに、何をやってるのか?

ふと我に返ります。

楽しくやりたかっただけなんだよなー。それを思い出せただけでも、このタイミングでもう一回読んでよかった。

 

 

今月の講座です。

レイチェル・ポラックの『タロットの書』――神話と心理学的な観点から導かれた1980年代以降のタロットのイメージの世界の原点を理解する(全2回)

10/16&11/13(火)
1~4時(3時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500

 




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