ウェイト=スミス・タロットの解説書、いっぱいありますよね

作者ウェイト自身の解説書(The Key to the Tarot)がむずかしいだけに、ほかの解説書も出てるのはありがたい。でも中には、とんでもない勝手な解釈で書かれている本もある(ウェイトの本すら読まずに!)

この春のウェイト=スミスタロット講座で、そんなお話がありました。受けられた方はご記憶にあるかと。

「これはいいカードだから成功する」「このカードは恋愛がうまくいく」、ウェイトの本にはそんなの書いてないのに、いったい何をもとにしているのだろう?素朴に不思議です。

じゃあ、どの解説書がいいの?としてご紹介いただいたのが、レイチェル・ポラックさんのタロットの書 叡智の78の段階

これはこれで分厚いから、手を出しにくい…ともお聞きします。だけど、なんで分厚いか?ですよ。

うすい本は一見お手軽でも、いくつかのキーワードや良い/悪いしか載ってないなんて、逆にむずかしくないです?人生のいろいろを、そんな簡単に当てはめられるものでしょうか。

カード自体、そんな単純でなく、もっと奥深いもの。だから一枚一枚をしっかり理解すれば、もっと深い気づきが得られるはず。

そのガイドになるよう書かれているから、長くなるんですよね。ウェイトの思想にまじめに向き合った上で、「いい意味での」独創を加えているから。

いい意味での独創には、この本が書かれた時代に流行った思想、ニューエイジ・サイエンスやトランス・パーソナル心理学が関係あります。神話やユング心理学、東洋思想も。

伊泉先生も訳者あとがきで書かれてますが、そのあたりの知識があるほうが読みやすくなります。今度10月11月の講座で、解説いただきますよ。

タロットの「名著」を一気読み!

レイチェル・ポラックの『タロットの書』――神話と心理学的な観点から導かれた1980年代以降のタロットのイメージの世界の原点を理解する(全2回)

10/16&11/13(火)
1~4時(3時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500

「翻訳した人の話が直接聞けるなんて!企画してくれてありがとう」と言ってくださる方がありました。こちらこそ、ありがたいお言葉です。本当に励みになります。

 

ちなみに、7月スタートのスプレッド講座も、この本が書かれた1980年代と重なりますので、合わせて受けていただくとよりいいと思います。2回目9/10、まだお席ありますよ。

タロットの「スプレッド」を学ぶ――1960年代から現代にいたるさまざまな「スプレッド」を学ぶ(全2回の2回目)

9/10(月)
1~4時(3時間×2回)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500

 

ウェイト版タロットの講座は京都でもありますよ。春の名古屋で受けられなかった方、下記へどうぞ。

LARGO CARA様
大アルカナを学ぶ
9月8日(土)・10月13日(土)・11月10日(土)
14 −18 pm

 




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