絵は読むもの

大アルカナ講座で「節制」のとき、この絵は、当時のイタリアではみんな知ってるものだった、て話がありました。

ワインと水を混ぜている→飲みすぎないようほどほどに!

そういう絵だと知らなかったら、「節制」て言葉は出てこないんじゃないかと。

その時代の文化、風習、価値観を知ってたほうが、わかること多いですよね。

古代から信仰の対象でもあった西洋美術は、見るだけでなく「読む」という、ある一定のメッセージを伝えるための手段として発達してきたのです。

とこの本の「はじめに」にありました。

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

(タイトルがやらしいですけど、ビジネスおいといて、西洋美術が好きな人はふつうに楽しめると思います)。

絵を「キレイだな」「すきだな」などと感性で見るだけじゃもったいない、絵にはその時代の政治・宗教・思想が描かれてるわけで、おなじみの名画も、背景を知ればもっとおもしろいという話。

この人の文章は、客観的に淡々とつづられているので私は好きなんです(人気の怖い絵 (角川文庫)シリーズだと、著者の主観も多々感じてしまう)。好みがあると思いますが。




 

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