本[黄金の夜明け団]入門

伊泉先生のタロット講座やカバラ/生命の木講座を受けられた方は耳にされてるでしょう、黄金の夜明け団。

ウェイト版やトート版タロットの作者もメンバーだったという魔術結社ですが。

大の大人が大真面目にやろうとしてた魔術って何なのか?

誰かを呪うとか?特殊能力を得るとか?実際やらかしちゃってる人もいるとしても、ほんとはそんな低俗なものじゃないんですね。

この本を読むと、黄金の夜明け団が目指したことがわかります。

現代魔術の源流 [黄金の夜明け団]入門

「霊的な成長」そのステップを魔術と呼ぶか、心理学と呼ぶのか。使う用語が違うだけと言えるほど似たとこもあり。

じゃあ黄金の夜明け団ではどういうことをやってたか、紹介があるんですよ。法則、原理、(一部だけど)実際の儀式まで!

カバラ/生命の木やタロット、占星術の話も出てきますから、その辺を知ってる方だったら、けっこうおもしろく読めるんじゃないでしょうか。講座で出てきた話も思いだされます。

個人的に興味深かったのは1章2章。古代からいろいろあった西洋の秘教は、すっかりちりぢりになってしまってた、それらを拾い集めて、上手にまとめ上げたのが黄金の夜明け団だったんですね。

エキゾティシズムでエジプトは「あり」でもインドは「なし」なのかーとかね。神智学のブラヴァツキーやオルコットが仏教にどはまりしてなかったら、歴史は変わっていたのかも。

あと7章の、志す人の心構え。簡単に手に入れようとしちゃいけない、身を正して、時間をかけてじっくり取り組むべし、と。「自我のインフレ」って表現がたくさん出てきますけど、ちょっとわかっていい気になるのも戒めています。占い界にも通じるとこあるんじゃないかな。

裏表紙とウェイト=スミスの「運命の輪」。絵を描いたパメラも一時期、団に入ってたそうですからね。パメラさんのことはこちらの本がくわしいです。

 

黄金の夜明け団と関連する講座はこちら

1からはじめるタロットとカバラ

―生命の木のセフィラーとパスの意味でカードの絵を理解する

1/21(日)1:30~4:30(3時間)
伊泉龍一先生
広島にて
受講料:¥9,500

 

タロット(ウェイト版)の大アルカナを本格的に学ぶ(全3回)

2/18、3/11、4/8(日)2~6時(4時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥12,500

 

ウェイト版タロットの小アルカナを学ぶ(全3回)

2/19、3/12、4/9(月)1~4時(3時間)
伊泉龍一先生
名古屋栄にて
受講料:1回につき¥9,500

 




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