アラン・レオの「エソテリック占星術」

ひとことで占星術といっても、どの時代の、誰がやっていた占星術かによって、解釈がぜーんぜん違うんですよね。

大きく分ければ、伝統的占星術と現代占星術ですが、その中でも違いがあるわけで、

伝統的占星術なら、2世紀ごろの初期のものと17世紀のウイリアム・リリーがやってたものは違うし、現代占星術だって19世紀後半からいろいろ生まれては消え、時代に合わせて変化しつつ今に至っているとか。

そんな現代占星術の中でも、注目すべきはアラン・レオ。その後の占星術に大きな影響を与えたことから、現代占星術の父とも言われます。

昔の占星術は未来を予言するものでしたが、アラン・レオは「未来は予言できない」と言いました。

予言が当たるとするならば、予言を真に受けて、そのまま行動するから当たるというのです。火星の影響がある→怒りっぽくなるかも→怒ってしまう→当たった。

そうじゃなくて、火星の影響を受けてるなぁ→でも怒っちゃだめだな→怒らず済ます→当たらない。自分で気づいていれば、惑星の影響から自由になれる、意志によって当たらないように行動できるというんですね。

さらに高次のバイブレーションに進化すると、星の影響などまったくなくなるのだとか。

ん?ちょっとスピった感じ?と思う方もあるかもしれません。

アラン・レオは、自らの占星術を「エソテリック占星術」と呼んだそうです(エソテリックとは、秘教的、秘伝的、奥義的という意味)。

彼の占星術のベースにある神智学の教えには、アセンション、アストラル・ライト、アカシック・レコードなんて言葉も出てきます。そんな方面が気になる方にも、おもしろく聞いていただけるんじゃないかと思います。

西洋占星術と神智学――エソテリック占星術入門(全2回)

11/5(日)12/10(日)
2~5時(3時間)
伊泉龍一先生
受講料:¥9,500×2回
名古屋駅近く

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