終了★タロットと占星術2017/9/11名古屋

今回の講座は、タイトル「タロットと占星術」。「え?タロットと占星術って関係あるの?」と思う方もあると思うのですが、ある種のタロットには、占星術の考え方が取り入れられています。

じゃあどれが?といいますと、たとえば、いちばんポピュラーなウェイト・スミス(ライダー版)タロットで

1909年発売というのは、タロットの歴史の中では割と新しいもの。

もともと、15世紀イタリアで生まれたタロットは占星術と関係なかったのに、なんでこれには占星術が入っているの?いつ?誰が?どのように?結びつけたの?というのを、順を追って説明していただきました。

伊泉先生が「これは覚えてくださいね!!」と強調されてた「黄金の夜明け団」、この魔術結社の思想をベースに作られたのが、ウェイト・スミスタロット。

魔術ぅ~~?!呪いや魔法じゃなくて、今でいう「自己変容」のことです。段階をふんで、思考を変え、生き方を変えていこうとするのを、当時は魔術と呼んでいたんですね。

その道筋を示すのが「カバラの生命の木」で、それをタロットとして表現したのが、ウェイト・スミスタロットやトート・タロットの大アルカナ、

そして、もともと生命の木には占星術が取り入れられていたから、生命の木を使ったタロットにも占星術が関連した、と。

小アルカナも、昔のタロットと大きく変わりました。古い時代のタロットは、ワンドの3なら単純に棒3本しか描かれてなかったのが、ウェイト・スミスタロットには人物や背景がついて、見れば意味がわかるカードになりました。

小アルカナこそ占星術が関係大あり!!黄金の夜明け団の教えがあってこそ、生まれたデッキなんですね。

最後に、黄金の夜明け団方式の占い方のキモを教えていただきました。日本独自の占い方が開発されて、なんだか本来のやり方が忘れられてるの、寂しいですね。今日来られた皆さまは、ちょっと見方が変わるのでは?

タロットの本には「魔術師には水星が対応」と書いてあっても、そのくわしい説明がなくて「へー、そうなんだ」で終わってしまいがち。今回の講座は、その謎を解くような感じじゃなかったですか?

今まで知ってたことのその先へ。

特に、伊泉先生の講座がはじめての方には、新発見がたくさんあったんじゃないでしょうか。これまでにいろいろ受けられていた方には、それぞれの知識がひとつながりになるような感覚があったかも。

タロットをする方はタロットだけ、占星術の方は占星術だけ、というふうに学ばれる方も多いですが、使う/使わないは別として、両方知っておかれると広がるように思います。

こちらの本、講座を聞いてからだと読みやすいと思います。

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